夕食時の外食にかける金額は2年前と比べて上昇しておりその傾向は昼食より顕著である。 (3) 普段外食をする頻度は月数回程度が約3割と最も多く、その76%が行きつけの店をもつ。普段利用の店としてリピーターになる条件は料理、価格、場所の順。 戦後、特に高度成長期には、日本人の食生活のスタイルが大きく変化して、家の外で食事を摂る機会が増えてきた。それに伴って、戦後の外食産業は発展の一途をたどってきたといってよい。, ところが、外食産業の市場規模は1997年の29兆702億円をピークにして、以後は2005年まで連続で低下している。もっとも、外食産業総合調査研究センターによると、2005年には前年比0.8％減の24兆2781億円と推計され、市場規模の縮小は続いているものの、2003年以降はかろうじて下げ止まりの傾向をみせている（図1）。, 外食産業のうち、「給食主体部門」というのは、レストラン、そば屋、寿司屋のような飲食店のほか、宿泊施設の食堂部門、学校・事業所・病院などの集団給食が含まれる。「料飲主体部門」というのは、居酒屋、喫茶店、料亭などである。2005年の売上高のうち、主な内訳を紹介すると、飲食店全体が12.1兆円、集団給食が3.6兆円、宿泊施設が3.2兆円、料亭・バーなどが3.0兆円、喫茶店が1.1兆円、居酒屋・ビアホールが1.1兆円などとなっている。どの部門をみても、ここ3年間はほぼ横ばいといってよい。, 市場規模が縮小してきた一つの原因として、景気の低迷によって費用のかさむ外食を敬遠する傾向が挙げられる。実際に、総務省の「家計調査年報」によれば、1世帯当たりの1カ月の外食支出は、1997年に1万3000円を超えて以降、大きな減少をみせており、2001年以降は1万1500円〜1万2000円前後を推移している（図2）。, もっとも、食料費全体に占める割合をみてみると、外食費の比率はほとんど変化していないことがわかる。むしろ、右肩上がりの増加傾向を続けており、1997年以降も16.5％から17％前後で推移している。つまり、景気後退によって「外食をやめて内食（家庭内食）にした」という見方は、必ずしも正しくないことがわかる。食料費全体を圧縮したために、それにつれて外食で使う金額は一時より減ってはきた。だが、外食に対する需要自体が減少したわけではないのだ。, 外食に対する需要が根強いことは、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」が2006年1〜2月に実施したアンケート調査からも明らかだ。, 外食の頻度を尋ねた結果では、「月数回程度」という回答が全体の28.2％と最も多く、ついで「週1回程度」が21.2％、「週2〜3回」が16.5％、「月1回程度」が14.0％、「ほとんど毎日」が8.3％と続き、月数回以上外食している人が、全体の7割以上を占めることがわかった。「ほとんどしない」という人は11.7％にとどまり、大半の人が月に1回は外食をしていることになる。, 1回の夕食で支出する平均金額は、1人当たり「1000〜1999円」が半数近い42.0％を占めた。「700〜999円」が30.4％と続き、700円未満は計16.0％で、両者を合わせた「1000円未満」という低価格がほぼ半数の46.4％に達している。一方、2000円以上の高価格帯の割合も11.6％あった（図3-1）。, 2年前（2004年）と比べて、夕食にかける金額がどう変化したかについての質問には、「変わらない」という回答が全体の半数近い42.0％。しかし、「少し高くなった」が30.4％、「大幅に高くなった」も10.1％に達しており、合わせて約4割の人が外食の費用をアップしたことがわかる(図3-2)。どうやら、景気回復の影響が外食にも表れているようだ。「少し安くなった」「大幅に安くなった」という人は、合わせて17.4％にとどまった。, この調査では、昼食で支出する平均金額も尋ねている。それによると、「700〜999円」が56.1％、「500〜699円」が26.8％で、ほとんどの人が1000円以内で昼食を摂っている。, また、昼食については、2年前と「変わらない」と答えた人が54.4％と占めており、「少し高くなった」が25.9％、「少し安くなった」が11.8％。「大幅に高くなった」「大幅に安くなった」は、それぞれ4.0％という結果になり、夕食に比べると変化は少ないことがわかる。多少景気が回復しても、昼食はガッチリ財布のひもを締める。他方、たまの夕食にはちょっとリッチな気分で食べたい――調査からは外食を摂る際のそんな気分がうかがえる。, ここ数年、外食産業の売上高ランキングに大きな変動はなく、日本マクドナルド、すかいらーく、ほっかほっか亭総本部が1位から3位を占めている（図4）。2005年度のランキングによると、日本マクドナルドは前年度比4.0％増の4118億円。2003年度には4.0％減を記録したが、その後は2年連続の増収である。, 一方、ファミリーレストランは苦戦が続いている。2002〜2003年度以降、すかいらーくは、1.5％減、0.4％増、0.8％減。デニーズジャパンは、0.7％減、0.9％増、2.0％減と推移している。, 吉野家ディー・アンド・シーは、米国産牛肉の禁輸によって2003〜2004年度に24.5％という大幅減を記録したが、2004〜2005年度には3.4％増と復調をみせた。, ここ10年ほどのランキングを比較してみると、「何でもあり」という従来のファミリーレストランは飽きられてくる一方で、何か特徴あるサービスや「キラーメニュー」を持った外食産業がその都度人気を呼んでいることがみえてくる。たとえば、高級食材を使った食べ放題のランチや、ペット連れで入店できるレストランといった試みもその一つだ。, もちろん、そうしたサービスやメニューもいつかは飽きられる。外食産業の生き残りには、次々に新しい新商品を開発するか、利用者のニーズをいち早くつかんだサービスを展開していくことが必要なのである。, NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果（共同調査含む）等についてはこちらまでお問合せください。, NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは「プライバシーマーク」使用許諾事業者として認定されています。, © NTTCom Online Marketing Solutions Corporation, NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社のリサーチサービスは、「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」へ名称が変更となりました。. 求めて外食を行っている場合も多いことがうかがわれます。 図Ⅰ-1-22 最近1週間における外食の回数とその中での米飯外 食の回数 いことは、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」が2006å¹´1〜2月に実施したアンケート調査からも明らかだ。. まとめ今回のアンケートでは外食の1人当たりの予算は約3,000円以内が多い結果です。1,000円では少し物足りず、3,000円を超えてしまうと高額に感じられるのではないでしょうか。家族連れはショッピングモールへの買い物ついでにフードコートを多く利用していることがわかります。家族連れではファミレスや回転寿司、焼肉などが入りやすいのかもしれませんね。, 一人暮らしや夫婦2人の場合には、居酒屋などが多く利用されています。ラーメン屋は家族構成にかかわらず人気が高い結果に。また一人暮らしや夫婦2人の場合には外食予算が少し高めのようです。子連れや大家族になると一人当たりの外食予算は少額の結果となりました。, ほとんどの家庭では月に外食にかける予算を決めているはずです。外食頻度が低いほど1回の外食にかけられる予算は高くなるでしょう。節約も大事ですが、たまの外食も家族団欒には必要です。育児の息抜きにもなるでしょう。, 【わたしの節約について】「わたしの節約」は節約を主とした、生活に役立つ情報を発信するメディアサイトです。Instagramでは、より身近なすぐに使える生活の知恵を毎日発信しております。これからも、より多くの方にご支援いただけるよう、生活に役立つ情報の発信に尽力をして参ります。※ Instagramでは広告枠も募集しております。, ▽「わたしの節約」公式サイトhttps://setsuyaku.hikakunet.jp/, ▽「わたしの節約」Instagramhttps://www.instagram.com/watashino_setsuyaku/?hl=ja, 【会社概要】運営会社： Think inc.代表者 ： 徳山 佳瑛所在地 ： 〒918-0854 福井県福井市御幸3丁目3-35 Bigmac inc.内設立 ： 平成28年10月事業内容： Webコンサルティング／Web広告運用 (リスティング広告・ディスプレイ広告・Facebook広告・ Twitter広告・Instagram広告・その他SNS広告・YouTube広告など) ホームページ制作／動画制作／CM制作／各種4マス広告の企画・デザインURL ： https://thinkinc.jp/, 本コーナーに掲載しているプレスリリースは、@Pressから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。弊社が、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。本コーナーに掲載しているプレスリリースに関するお問い合わせは、, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/LL_img_190084_1.png, https://www.instagram.com/watashino_setsuyaku/, https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/02/RecruitLifestyle_ggs_20180228.pdf, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_2.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_3.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_4.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_5.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_6.jpg, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_7.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_8.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_9.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_10.jpg, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_11.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_12.png, https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_13.png, https://www.instagram.com/watashino_setsuyaku/?hl=ja. 性で最も割合が高いのが「月に1回」の25.4％、女性で最も割合が高いのが「3ヶ月に1回」の22.2％となっています。 1回あたりの1人に対する外食の予算では気になる1回の1人に対する外食の予算を見ていきましょう。過半数の家庭では外食の一人当たりの予算は3,000円以内と決めているようです。一人当たり3,000円以内で2、3人の家族構成が多く月に3～4回ほど外食をする結果になっていますから、1ヶ月の外食費用は、約20,000円～30,000円ということがわかりますよね。中には外食費用は特に決めておらず、旦那任せだという方や、月の予算で外食しているから一人当たりの予算は考えていないと回答している方もいました。2018年の外食総研が実施した調査によると1人当たりの外食単価の平均値は2,670円ですから、今回のアンケートは妥当な数字だとわかります。外食ではメニューも高いですし、今後は消費税の増税もありますからなかなか予算を抑えることは難しいかもしれません。, 世帯別の外食予算はというと、子連れの場合が1人当たりの予算額が少額なことがわかります。また夫婦2人の場合には予算は特に決めていないというカップルもいました。, 1回あたりの1人に対する外食の予算(総計)https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_10.jpg一人暮らしの外食予算https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_11.png夫婦2人の1人あたりの外食予算https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_12.png子供がいる世帯の1人あたりの外食予算https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_13.png, 5. 家族の人数を教えてくださいアンケート対象者に家族構成を聞いてみたところ、2～3人家族が多い結果に。夫婦2人という方から同棲カップル、母子家庭などが2人家族には多く見られました。3人家族とは、夫婦に子供1人世帯や、両親に自分などの構成が多い結果に。中には、一人暮らしだけれど、外食する際には両親と一緒に行く方や姪っ子を必ず連れて行くという方もいらっしゃいました。, 2. 性の20～59歳で高く、3割前後がほとんど毎日1回以上利用していた（ 図3 ）。 女年層別） 図5 食べる頻度 野菜・肉・魚 （全体） 02 08 06 04 0 100 頻度 下宿生 自宅生 外食の頻度（休日夕食の場合） 29% 41% 26% 0% 0% 6% 55% 6% 0% 27% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 毎週 月 に 月 に1 回 な し そ の 他 頻度 下宿生 自宅生 平日においては、下宿生は週に2～3回外食する人が全体の4割にも上っている。そ 5 ・栄養調査」の結果を取りまとめましたので、公表します。. Q1．どれくらいの頻度で、子連れで外食に行きますか？（フードコートなども含めて） Q2-1．どういった時に外食しますか？（複数可） Q2-2．その他の場合はどんな時ですか？ 外食市場規模は8カ月連続で前年比プラス。外食実施率・頻度・単価すべて前年超え 2.主要16業態中12業態で延べ外食回数・単価ともに前年同月比プラス 2018å¹´1月の外食市場規模は、3圏域合計で3,372億円。前年同月比（以下、前年比）は+206億円で、8カ月連 外食（エクセル：22kb） 食料以外（エクセル：22KB） その中の一部の品目について，支出金額の多い上位5市を以下のグラフに示しています。 ¥æ¥­å”同組合、及び日本缶詰びん詰レトルト食品協会が公表している統計から計算しますと、日本人は一年に約79回カレーを食べています。 性20代以降年代が上がるほど、頻度が高い傾向です。 カレーを食べる人に、どのようなカレーを食べるかを聞いたところ、「自宅で作ったカレー」（85.7％）の他、「レトルトカレー」が45.6％、「外食」が26.8％などとなっています。� 外食頻度は月平均6.29回 昼食によく行く飲食店ジャンルは麺類、ファーストフード 「（外国料理が）大好き」（28.8％）、「まあまあ好き」（59.7％）という声は9割近く。さらに「（食べる頻度が）週1回以上」という声も全体の6割以上を占め、家庭、外食を含めて「外国料理」が広く日本の食文化に浸透していることが明らかとなりました。 大陸変われば食生活も変わる。色んな国籍の若者が1つの場所で生活してみて、その違いが一番はっきりと現れるのが、実は毎日の食事。私がこれまでに共同生活してきた、世界の若者200人の食生活の実情を … 外食で主に利用するお店は？家族での外食先はファミレスや回転寿司、次いでラーメンが多い結果になりました。家族でも出向きやすく子供連れでも安心できる外食先が人気の結果です。アンケートでは皆さん複数の外食先を回答してくれましたので、アンケート数よりも回答が多い結果になっています。中には、子供を預けて月に一回はお洒落な場所で外食をするなどと回答されている方もいました。居酒屋が意外にも多い結果になっていますが、一人暮らしや夫婦2人の方に多い外食先です。その他とは、うどん、イタリアン、フレンチ、中華など。子連れで人気のあった外食先はショッピングモールなどにあるフードコートです。買い物ついでに立ち寄りやすい立地だからでしょう。, 外食で主に利用するお店https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_6.jpg一人暮らしの外食先https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_7.png夫婦2人の外食先https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_8.png子供のいる世帯の外食先https://www.atpress.ne.jp/releases/190084/img_190084_9.png, 4. 「外食費、減らしたいけど・・・」という人、注目です。収入別と、地域別でみた外食費におもしろい結果が出ました。なんと地域によって、年間、外食は2倍、飲み代は3倍、お茶代は8倍も開きがあったの … と発表した。なお、3圏域合計の外食実施率は6か月ぶりに前年比マイナス、外食頻度も 5か月ぶりに前年比マイナスであったが、外食単価の上昇（前年比＋79 円）により市場規 模は前年比微増した。 性は、日常的に外食をする一方、女性は、限られたタイミングでの外食を楽しむ！？ 最も多い外食（ディナー）の頻度は、約4割近くが回答した「週1～2回」（35.6%）と、比較的外食頻度が多いことが分かった。