4、固定金利選択型 先ほどもご紹介しましたが、変動金利は、金利が変動する金利タイプのことをいいます。. 住宅ローンの金利については固定金利と変動金利の2種類があります。. ・変動金利より、金利が高め。 マイホーム購入で知っておきたい“お金のこと”をポラスのローンコンシェルジュが解説するサイトです。お知らせでは、随時開催しています「住宅ローン相談会」についてのご案内や住宅ローンに関する最新トピックスなどを掲載しています。変動金利の仕組みについて。 ・固定期間終了後は、その時の金利が適用されるので、大幅に返済額がアップすることもある。 住宅ローンを借りるときに気になるのが金利のこと。近年は低金利と言われていますが、住宅ローンの変動金利は2009年から変わっていません。過去20年の変動金利の推移や、住宅ローンの選び方のポイントを紹介します。 変動金利に向いている人の特徴として、金利動向を注視できる人、繰り上げ返済が可能な人、返済期間が短い人、返済額が増額しても対応できる人が挙げられます。, 少し言い方を変えると、購入時に自己資金を投入して、借入金額を減らせる方、住宅ローン審査限度額いっぱい借りない方、預貯金があり変動時のリスクを預貯金を使って回避できる方、35年などの長期返済計画を立てない方に向いていると言えます。, 反対に、自身の年収で借りられる上限額いっぱい借りる予定の方で、自己資金0で物件を購入する方(100%住宅ローン)、それに加えて返済期間を最長の35年に設定している方には、変動金利は向いていないと言えます。変動時のリスクを回避できないからです。, (4)変動金利まとめ 変動金利の仕組み. 【住宅ローン】変動金利の仕組みとリスクを分かりやすく解説 samieo-oyaji 2019年6月2日 「何となく金利はまだまだ上がらないだろう」 とよく考えずに利用する人が多いのが現状です。 メリット マイホームを購入する際に、ほとんどの方が使われる住宅ローン。何度も利用することのないだけに、利用時でないとなかなか知識が身に付きません。それに、金利の話など少し難しい話もついてきます。, 今回は、いざ購入となった時にスムーズに住宅ローンの中身が理解できるように、皆さんの多くが悩む部分である「金利」についてお話します。, 【目次】 この低金利もあって、購入に踏み切った方も多く入らっしゃるのではないでしょうか。, 融資ですので、金利がつきます。この金利は月々の返済金額に反映されるため、住宅ローンを選ぶ方にとって、どの金利タイプを選択すればよいか一番悩ましい部分ではないでしょうか。住宅ローンの金利には、以下の大きく3つのタイプが存在します。 未払い利息とは、支払えていない利息が積み上がっていくことを言います。変動金利で元利均等返済の場合、金利が変わっても5年間は返済額は変 … 固定金利選択型は、返済当初から選択した期間が固定金利となる商品です。よって例えば、子供が大きくなり、ここ7~8年はまとまったお金が出て行ってしまうという世帯には有効です。, これは、一番お金が出て行ってしまう時に、金利が変動してしまい、支払い計画が狂ってしまうなどのリスクを回避できるからです。, 今の家庭状況や10年先ぐらいまでの収支の状況を見極めることができる方にはおすすめでしょう。, ただし、前述したように固定期間終了後は気を付けなければいけません。ここは変動金利時のリスクと同じと思っていいでしょう。急な返済額アップも否定できません。そのリスクも考慮した上で、借りる額、返済期間や固定期間を決めていきましょう。, (4)固定金利選択型まとめ (4)固定金利まとめ 住宅ローンをご検討中なら、まずは価格.comの住宅ローン 変動金利をチェック!変動金利の住宅ローンについて、特徴やメリット・デメリット、金利推移などを掲載しています。変動金利のおトクな住宅ローン … ・低金利が続いた場合、変動金利に比べて多く支払うことになる。, (3)固定金利に向いている人・向いてない人 デメリット メリット 住宅ローンの金利に関する、特徴や種類、金利タイプを選択する際のポイントなどについて、ファイナンシャルプランナーとして活躍されるラポール・コンサルティング・オフィス 代表の竹国さんに、ご説明いただきました。 固定金利の最大のメリットは、金利の変動がないことです。どうしても返済期間が長期間に及ぶ住宅ローンにとって、これは最大の安心材料です。, 子育てなど、今後の出費が多く見込まれる方は固定金利という選択もありでしょう。しかし、変動金利比べて支払い額が大きくなってしまうかもしれないことや変動金利がここ10年間低金利のまま実質固定化されていること、金利上昇の理由も見当たらないことを考えると、変動金利という選択もありでしょう。, (1)特徴 銀行が、業績や財務状況が良好な企業に資金を貸し出す際の金利を 「プライムレート」 といいますが、住宅ローンの変動金利はこのうち、1年以内の貸し出しで採用する 「短期プライムレート」を基準にし … 金利が変動するタイミングは、 半年に1回で、4月と10月に見直されるのが一般的 です。. ・金利が下がれば、次々の返済額も下がる 1、変動金利 (3)固定金利に向いている人・向いてない人 (4)固定金利選択型まとめ (1)特徴 固定金利は、支払い開始から終了まで、同じ金利で住宅ローンを返済する金利の事をいいます。返済計画が立てやすい反面、変動金利に比べると、金利は高く設定されています。, (2)固定金利のメリット・デメリット 変動金利で住宅ローンを組むときに、一番気になるのは、 もしも金利が上がったときに返済額がどうなるのか? だと思います。 変動金利の仕組みとして、金利が上がっても 債務者が破綻しないように、2つのルール(決まり) があります。 変動金利というのは、その名の通りローンの期間中に金利が変動するタイプの住宅ローンになります。 金利の利率は経済状況によって通常半年ごとに見直しが行われるので、それにより毎月の返済額も変わっていきます。 メリット 住宅ローンをエクセルを使って、簡単試算。自分で住宅ローンの返済計画の比較や、有利な組み方などをいろいろ試してみたい方たちへfp菱田雅生が分かりやすく解説します。 0.01%でも住宅ローンの金利を下げたいなぁ。 でも、変動金利を選んでも大丈夫なのかな? と不安や疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事です。 ここで解説する「住宅ローンで変動金利が選ばれる理由 … 住宅ローンの「変動金利」が過去最低水準で推移する中で、変動金利を選ぶ人が増えている。16年間という長期間にわたる変動金利の推移を見ながら、変動金利での住宅購入は今がチャンスなのかどうか、検証してみよう。(フリージャーナリスト:福崎剛) 変動金利は、今は底と言っていいほど低い金利で推移しています。この金利の低さには魅力を感じてしまいますが、住宅ローンは長期に渡って返済するものです。, 前述したように、変動金利が近々上がるということもなさそうです。しかし、今回のコロナショックのように収入が減ってしまった、職を失ってしまったなど想定外の事や金利の見直しの可能性は、35年間の返済期間には何度か起こるかもしれません。, とはいえ、今の変動金利は0%台であり、月々の返済額はかなり抑えられるはずです。返済し続けると同時に余ったお金をしっかりと貯蓄することが変動リスク回避にもつながります。今の金利の低さだけに捉われず、少し長い目線で考えるようにしましょう。, (1)特徴 ・金利が変わらないため、返済計画が立てやすくなる。特に子育てなど、今後多くの出費が見込まれる場合、収支計画が立てやすい。 (1)特徴 出費が多くなる時期を低金利で固定できるということが、固定金利選択型の最大のメリットです。しかし固定期間終了後は注意が必要で、金利上昇のリスクを背負っていることを借りる当初から認識しておかなければいけません。, 固定期間が終了しても、返済の計画が立てられる金額を借入金額とするような購入の資金計画を立てましょう。, 3つの金利を解説してきましたが、変動がいい、固定がいいなどという結論を出すのは難しいように思います。しかし、3つに共通して言えることは、返済に余力を持たせるような借入をしないと、いずれの金利を選択してもリスクがあるということです。, さらに、今回のコロナショックのように収入が減ってしまうという現象も起こってきます。この場合、金利が低いというのは関係なく、家計を圧迫させてしまいます。, このような「想定外」の出来事は、返済期間が長い住宅ローンでは、何回かあるかもしれません。, そんな時に大事なのが、変動金利であっても固定金利であっても、返済額には余裕を持たせるということが、住宅ローンを借り入れるときの一番大事なことだと思います。, また、今の低金利だけに捉われるのも良くありません。20年30年続く支払いですので、子供の成長、自分のライフプラン(仕事、年齢)などを予想できることは、しっかりと予想しておきましょう。, 当サイトの掲載情報(画像・テキストなどの全てのデータ)、および当社が発信したメールなどの情報については、無断での転用(使用、再生、複製、複写、販売、再販売などを含む)を禁じます。. ・1.25倍上限はありつつも、上昇の際は、月々の返済額が増えるので、資金計画が乱れる場合がある。, (3)変動金利に向いている人・向いてない人 変動金利住宅ローンの未払利息とは? 未払利息は、変動金利型の住宅ローンで発生する可能性があります。 急激な金利上昇が起きた時に、毎月支払うべき利息の金額が返済額よりも多くなってしまうと未払利息が発生します。 変動金利を選ぶ前にこの変動金利のルールについて把握しておきましょう。. 以上の2つの基準について知っておくと、住宅ローンなどを組むときに変動金利と固定金利の簡単な仕組みについては理解できるので、どちらを選択した方が良いのかを判断する一助になります。 <最後に>銀行預金で得をするには? 固定金利選択型とは、いわば全期間固定金利と変動金利をミックスしたような金利タイプです。, トータルの返済期間がある中で、最初の3年、5年、10年、15年の間は固定金利にするという選び方ができます。ここでは固定期間が短いほど金利が低いのが特徴です。しかも、適用される固定金利は、全期間固定金利型より低く設定されています。, 固定期間が終了すると、その後はまた固定金利にするのか、変動金利するのか選ぶことができます。, 固定期間が柔軟に選べて、自身の収支に合わせやすい、固定にも関わらず比較的低い金利で借りられるということで、今の購入者の約2割から3割程度の方がこの固定期間選択型を利用しています。これは変動金利に次ぐ2番目の利用率です。, (2)固定金利選択型のメリット・デメリット (3)変動金利に向いている人・向いてない人 変動金利に定められた「5年ルール」と「125%ルール」、2つのルールの恐い一面、それでも変動金利が恐くなくなる仕組みの説明をいたします。この記事さえ読めば、住宅ローンにおける変動金利の理解は完璧です。 住宅ローンの変動金利の仕組み 住宅ローンには定期的に金利が見直しされる「 変動金利型 (以下変動金利)」と、当初の一定期間だけ金利が固定の「 固定金利選択型 」、全期間固定金利の「 全期間固定金利型 」という3つの金利タイプがあります。 住宅ローンの金利選択に関して徹底解説!変動金利・固定金利それぞれのメリット・デメリットはもちろん、借り入れ後に金利タイプを変更する際の注意点も合わせてお伝えします。 住宅ローンの変動金利には、他の金利タイプにはない仕組みになっています。. 変動金利とは、市場の金利に連動してローンの金利や返済額が見直される方式です。 一般的に、金利は半年に一度、返済額は5年に一度見直されます。 マイホームを購入する際に住宅ローンを組む場合は、20年や30年など、長期間にわたってローンを返済することになります。. (2)変動金利のメリット・デメリット 返済額は借入金に利息が加わった金額ですが、利息の金額は金利によって定まります。. マイホームを購入する際に住宅ローンを組む場合は、20年や30年など、長期間にわたってローンを返済することになります。返済額は借入金に利息が加わった金額ですが、利息の金額は金利によって定まります。住宅ローンの金利については固定金利と変動金利の2種類があります。それでは、変動金利を選んだ場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。最新の変動金利の動向と一緒に紹介します。, 住宅ローンを利用する際には、金利が一定の固定金利と、経済状況などで金利が変動する変動金利の2種類があり、どちらかを選ぶことになります。, 住宅ローンを借り入れている間が固定金利の場合は、毎月のローン返済額が変わらないため、資金計画を立てやすいというメリットがあります。一方で変動金利の場合は、固定金利よりも金利が低く、支払う利息が少なくて済む可能性があります。, 変動金利は名前の通り、常に変動しますので、最新の動向について注視する必要があります。また、住宅ローンの融資を受ける金融機関によっては、設定金利が異なりますので、住宅ローンを利用する際は複数の金融機関を比較した上で検討する必要があります。, 近年は今までにないほど「低金利」といわれていますが、では変動金利の最新状況や主要金融機関の動向はどのようになっているのでしょうか。, それではまず、変動金利の最新の動向(2020年12月1日現在)について紹介します。変動金利は固定金利と比べると金利が低いという特徴がありますが、住宅ローンを扱っている金融機関が多いことから、金利は1%を大きく割り込んでいる状況です。, 2020年11月の長期金利の推移をみると、1月中旬から引き続いていたマイナス金利は、以降プラス、マイナスを行き来しながら、11月30日の時点で0.034%となっています。日銀がマイナス金利の導入を発表した2016年1月末以来、住宅ローンにおける金利は低水準のままとなっています。, 一方、変動金利が影響を受けやすいとされる、現在の短期金利の推移をみると、マイナス金利が続いています。このことから、変動金利の最新の傾向と特徴としては、以下のことが推定できます。, 住宅ローンでもし変動金利を選ぶ場合は、金利上昇リスクについて検討する必要があります。その一方で、現在は日銀のマイナス金利政策の導入により、史上最低水準の低金利となっています。固定金利と変動金利とで実際には数値にどれくらいの差があるのか、事前に確認した上で金利を選択しましょう。, それでは次に、住宅ローンを扱っている主要金融機関における、変動金利の動向について紹介します。前述した通り、変動金利においては1%を割り込んでいる状況なため、多くの金融機関でほぼ横ばい状態となっています。, ※上記は新規借入の金利です。主要金融機関による金利が低いプランを例に取り上げています。※上記の金利は表面金利のため、保証料などによっては金利に上乗せされる場合もあります。また、金利は毎月見直しを行い、金利情勢の変動などによっては月中に変更する場合があります。いずれも詳細・条件については、各金融機関の公式Webサイトなどをご確認ください。, 2016年8月から、現在の2020年11月にかけて、主な金融機関の変動金利は、0.4%~0.6%を維持する傾向にあり、費用などを含んだ実質金利は、約0.5%~0.9%となっています。, 例えば、35年間の返済期間で借入金額が3,000万円だった場合、変動金利が0.5%で継続した場合は、総返済額は約3,271万円となります。しかし、固定金利で年1.34%の場合では、総返済額は3,760万円となり、その差は約500万円にもなります。このまま低金利が続くことを考えると、変動金利で住宅ローンを組むことは合理的な選択といえるかもしれません。しかし、もし変動金利が上昇した場合は、その分のリスクも高くなるといえます。, 住宅ローンには、前述した通り変動金利と固定金利の2種類があります。住宅ローンの金利プランではこの2つを基にして変動型、固定期間選択型、全期間固定型という3つが主に用意されています。固定金利期間中は金利の水準が大幅に上昇したとしても、金利は見直されることがないため、毎月のローン返済額は変わりません。, 一方で、住宅ローンにおける変動金利では、金利の数値が変動します。固定金利と比べると金利が低いのが特徴です。金利は半年ごとに見直されるため、毎月の返済額が変わる可能性があります。変動金利には固定金利にはない条件なども設定されているため、そうした特徴を前もって理解しておく必要があります。, 住宅ローンで変動金利を選択した場合は、「金利が半年ごとに見直される」と前述しました。しかし、たとえ金利が変更されたとしても、返済額の見直しは5年に一回という決まりがあります。さらに返済額が増える場合は、従来の返済額の1.25倍の金額までが上限と定められています。つまり、半年ごとに金利が見直されても、実際に返済額が変更されるまでには、資金を準備することができます。, 仮に、毎月の返済額が10万円だった場合は、返済の内訳が「利息6万、元金4万」だったのが、金利が上昇することによって「利息8万円、元金2万円」になり、さらに金利上昇が続くと、毎月10万円の返済がすべて利息となってしまいます。そしてまた金利が上昇すれば毎月返済額を超えてしまい、その超えてしまった部分が「未払い利息」となるのです。, 金利が上昇することで返済額に占める利息の割合が多くなり、元金の返済額がなかなか減らないケースもあることから、金利の上昇が大きい場合は、毎回の返済額で利息を払うことができず、「未払い利息」が発生します。金利が下がれば返済額は少なくなりますが、金利が上昇することで、返済額が増えることとなるため、あらかじめ余裕資金などの貯えをする必要があるでしょう。, 例えば、住宅ローンを借りる契約者が夫婦共働きで資金に余裕がある場合などは、もし金利が上昇したとしても、返済額が増える前に余裕資金を使って繰り上げ返済を行えば、元金分を減らすことができるため、金利の上昇を抑えることができます。また、住宅ローンの借入金が少ない場合は、金利の上昇で受ける経済的負担は少ないといえるでしょう。, 住宅ローンにおける変動金利は、「短期プライムレート」と呼ばれる、企業を対象とした融資に使われるレートが基準となっています。民間銀行が信頼のおける企業に対して融資を行う際は、返済能力が十分に保証されているため、低金利で融資を行いますが、住宅ローンを借りるのは個人の契約者なため、短期プライムレートよりも高い金利設定となります。, 短期プライムレートは日銀が決める政策金利を元にして決められるため、もし日銀が政策金利を引き上げた場合は、連動している短期プライムレートや住宅ローンの変動金利も上昇することになります。, 例えば、政策金利が0.1%の場合、住宅ローンの変動金利は短期プライムレートに1%を上乗せした金額となるため、2.475%となります。もし政策金利が0.3%となった場合は、住宅ローンもプラス0.2%金利が上がるため、2.675%に上昇します。金利が決まる仕組みというと一見計算が難しそうに感じるかもしれませんが、公表されている短期プライムレートを確認すれば、すぐに算出することができます。, 住宅ローンを扱う民間銀行は、日銀から融資を受けることで、住宅ローンの貸し出しを行っています。政策金利は、日銀が民間銀行に貸し出す際の金利のことで、民間銀行は日銀から借りた金利と、個人に貸し出す住宅ローンの金利の差額で収益を上げています。政策金利は住宅ローン以外の金利の基準にもなっており、政策金利に何%上乗せするかが、それぞれのローンの金利を決めています。, ここで一つ注意したいのが、前述した政策金利や短期プライムレートを元に決められた金利が、あくまで変動金利の「基準金利」となることです。例えば、実際に住宅ローンを借りる際には、基準金利の2.475%から、「優遇金利」を引いた金額が適用されます。優遇金利とは、住宅ローンを借りる契約者が一定の条件を満たすことで適用される金利のことで、先ほど紹介した基準金利から優遇金利を差し引いた数が、ローン返済時の金利となります。, 例えば、基準金利が2.475%で、優遇金利が2.0%の場合は、0.475%が返済時の金利となります。, 優遇金利は金融機関の各種キャンペーンなどによって適用される金利なため、優遇金利が大きいほど、返済額が減ることになります。住宅ローンで変動金利を選ぶ際は、優遇金利に適用期間が設けられている場合があるため、優遇金利が全期間なのか、それとも一定期間なのか、プランの内容について確認するようにしましょう。, 住宅ローンにおける変動金利に関しては、民間金融機関の変動金利の推移をみると、2009年以降金利は2.475%のままだといいます。低金利時代といわれていながらも、金利が下がるわけではなく実質固定化されている背景には、短期プライムレートが変動していないことが理由となっています。, 過去の変動金利の推移を見てみると、「バブル期」といわれていた1989年~1993年頃は、8.5%という高水準でした。これは、1985年に始まった円高に対処することを目的に、日銀が民間銀行に貸し出す金利を2.5%から6.0%まで引き上げる措置をとっていたためで、銀行で扱う住宅ローンの金利も上昇し、その影響で住宅ローンを借りる人もいなくなってしまいました。, 現在は2.475%ですが、かつてはこの約3.4倍だったのです。仮に8.5%の金利を住宅ローンで返済していくと仮定した場合、借入金額が5,000万円、返済期間が35年間を条件とすると、月々の返済金額は373,430円、総返済額は約1.5億円にまでなります。, しかし、バブル経済は「不動産総量規制」と「公定歩合引き下げ」によって終わりを迎えます。不動産融資総量規制とは、不動産の売買に規制を設ける制度のことで、不動産の需要が減り、結果として不動産価値が下がる結果となりました。2000年以降になると、現在の水準に近い金利となり、さらに住宅ローンを扱っている金融機関が優遇金利を設定したことにより、住宅ローンの金利は低金利へとなっていきました。, さらに、2016年には、政府が「マイナス金利政策」を導入しています。マイナス金利政策はゼロ金利政策を加速させる政策ですので、住宅ローンの金利は更に低下することになりました。, では次に、変動金利のメリットとデメリットについて紹介します。多くの金融機関が変動金利の住宅ローンを扱っています。定期的に金利が見直されることによって、金利が動く可能性があるため、返済額が下がるメリットもあれば、逆に金利が増えて返済額が大きくなるデメリットもあります。, 過去最低水準の低金利といわれている変動金利ですが、これから住宅ローンの金利について検討する方は、低金利で得られるメリットについて十分に検討し、さらに金利以外にかかる手数料などを見込んだうえで、住宅ローン金利を選ぶようにしましょう。, もし毎月の住宅ローンの返済額が上がっても、預貯金などで対処することができるという方や、ローンの返済金額や返済期間が少ない場合などは、金利も少ないため、変動金利が向いているといえます。しかし、借入額や返済期間、年収などの条件によっては、変動金利よりも固定金利を選ぶ方がいい場合もあります。経済的な負担を十分に考慮した上で、変動金利について検討するようにしましょう。, 変動金利は住宅ローンを借りている途中で金利が変動します。前述した通り、半年ごとに金利が見直されたとしても、低金利の状態が続けば大きな変化はないといえるでしょう。短期金利と呼ばれる、取引期間が一年未満の金利は、短期プライムレートに連動し、変動金利にも影響を及ぼします。しかし、短期プライムレートもここ数年ほとんど変化していないという状況をみると、住宅ローンをある程度の期間は低金利で借りることが可能といえます。, もともと固定金利よりも低い設定となっている変動金利は、ローンの返済期間が短い、借入金額が少ない場合などは、金利が上昇するリスクも少ないことから、低金利を考慮して利息を少しでも低く抑えたい方にはおすすめの金利といえるでしょう。, 変動金利では、毎年4月と10月に金利が見直されるのが一般的です。金利が変わる場合は借りた時点から数えて6年目に変更されます。金利が上昇したとしても、毎月の返済額が1.25倍以上にはならないというルールはありますが、毎月の返済額に上限はあっても、金利には上限がありません。つまり、金利が上がり続けることで、毎月の返済額からは先に利息が引かれていき、残った金額から元金が引かれることになります。, 金利が上がり、さらに元金の減りが遅くなることで、「未払い利息」が発生し、最終的な総返済額も増えていくことになります。金利の状況はあくまでこれからも変動していく可能性があることを十分に考慮した上で、変動金利か固定金利かを選択する必要があるでしょう。, 当初予定していた返済額が多くなってしまった場合は、家計や生活にも影響しますので、長期間にわたる住宅ローンの利息については、近年の経済状況や金利の特徴をしっかりと理解した上で決める必要があります。, 文:川添典子(住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー/2級ファイナンシャル・プランニング技能士)監修:株式会社エクスライト 下澤一人(宅地建物取引士), 住宅ローンの事前審査・仮審査とは?―審査基準と審査通過のためのポイント、落ちた場合の対策―, 本記事は情報の提供を目的としています。本記事は、特定の商品の売買、投資等の勧誘を目的としたものではありません。本記事の内容及び本記事にてご紹介する商品のご購入、取引条件の詳細等については、利用者ご自身で、各商品の販売者、取扱業者等に直接お問い合わせください。, 当社は本記事にて紹介する商品、取引等に関し、何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとします。, 当社は、本記事において提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。本記事には、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。本記事のご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただいたものとします。. (2)固定金利のメリット・デメリット 住宅ローンの金利タイプは、以下の3種類に分けられます。 ・全期間固定金利型 ・変動金利型 ・固定期間選択型. 【住宅ローン】変動金利型の住宅ローンはどのような仕組みですか? 5 変動金利型の住宅ローンは、毎年5月1日と11月1日に、当行が定める基準金利の変更にともなって、お借入利率の見直しを行います(年2回見直し)。 1、住宅ローンとは? つまり、変動金利とは、景気の動向を窺いつつ定期的に金利が変わる住宅ローンを意味するというわけです。 ただし、定期的に金利が変わるといっても、5%の金利が10%に上がるようなことはなく、0.7%が0.73%になる程度のため留意してください。 ・固定期間中は、全期間固定金利型より低い金利で固定期間中は借りられる。 変動金利で住宅ローンを借りるときは、変動金利の金利が変わる仕組みを知っておくと、余計な心配を減らせるはず。そこで本記事では、5年ルールと125%ルールのみならず、変動金利の仕組みについてもわかりやすく解説していきます。 2、変動金利 変動金利の仕組み. この金利の仕組みを利用して、短期プライムレートから1%上乗せしたのが住宅ローンの「変動金利の基準金利」です。 この短期プライムレートは、日本銀行(以下、日銀)の「政策金利」との影響を受けると言われています。 ・金利上昇のリスクがない。, デメリット ・固定期間中に養育費など、出費が多くなる時期とローンの支払い時期が重なる場合、その期間を固定金利にしておくと、収支計画が立てやすくなる。, デメリット マイホームを購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。毎月の返済額には利息も含まれ、金利が低いほど総返済額が抑えられる仕組みになっています。そこで気になるのが「優遇金利」です。ここでは、優遇金… (4)変動金利まとめ では、以下で詳しく見ていきましょう。, (1)特徴 ・固定金利に比べて、金利が低い。返済額を抑えることができる。 金利の見直しは、半年に1回おこなわれますが、金利が変動しても、毎月の返済額は 借りた時から5年間変わらず、6年目に変わる というルールがあります。. 2、全期間固定型金利 (3)固定金利選択型に向いている人・向いてない人 ・さらに固定金利選択型には、変動金利のように元の支払額の1.25倍までしか上がらないというルールが適用されない。, (3)固定金利選択型に向いている人・向いていない人 固定金利は、長期間の返済計画を立てている方、借入金額が大きい方、金利動向を気にしたくない方にお勧めです。, 反対に借入金額が低い方、短期で返済を計画している方、繰り上げ返済を計画している方は、金利が低い変動金利の方がお勧めです。これらの方は、金利が高い固定金利では、変動金利に比べて返済額が大きくなる可能性があるからです。, (4)固定金利まとめ それぞれの特徴を確認していきましょう。 全期間固定金利型 後述する「固定金利」と違い、金利が変動します。金利は半年ごとに見直しがされ、金利が変更された場合、月々の返済額も変わることになります。, しかし、金利が変更されたとしても、それが月々の返済額に反映されるのは、5年に一回であり、変更の上限は元の返済額の1.25倍までとされています。反対に金利が下がれば、月々の返済額も減額されることになります。, 最近の変動金利の基準金利は、2.475%(民間の金融機関)で推移しています。この水準は2009年以降変わっておらず、現在に至っています。変動でありながら、ここ10年間金利は変わっていないということになります。, また、固定金利に比べて金利が低いのも特徴です。先ほど基準金利は2.475%と申し上げましたが、実際に借りる場合には、優遇が受けられ、ほとんどの方が0%台の金利で住宅ローンが借りられているのが現状です。, 金利が変動金利でありながらここ10年間見直されていない、金利が低いという二つの理由で、今住宅ローンを利用する方の6割近い人が「変動金利」を選択しています。, 金利が変動しない理由として、変動金利の基準となっている「短期プライムレート」が変動していないということが挙げられます。, 短期プライムレートとは、金融機関が企業に融資する際の最低優遇金利の事をいいます。この金利の仕組みを利用して、短期プライムレートから1%上乗せしたのが住宅ローンの「変動金利の基準金利」です。, この短期プライムレートは、日本銀行(以下、日銀)の「政策金利」との影響を受けると言われています。政策金利が上がれば、短期プライムレートや住宅ローンの金利が上昇する可能性があります。, とはいえ、2016年に日銀はゼロ金利どころか、「マイナス金利政策」を実行しており、引き続き、住宅ローンの低金利状態は続くものと思われます。, (2)変動金利のメリット・デメリット 住宅ローンを借りるとき「変動金利型」にするか「固定金利型」にするかとても悩みます。なぜなら「少しでも利息を減らしたいから」です。 結論からいえば、どちらが利息を減らせるかだれにもわかりません。 理由は簡単。 住宅ローンの金利には、大きく分けて「変動金利」「(全期間)固定金利」「固定期間選択型」の3タイプがあります。金利を選ぶときは、それぞれの特徴をよく理解してから選択するようにしましょう。 住宅ローン金利タイプは3種類. 住宅ローンの仕組みを知ることで家計の支出を減らすことが可能となります。 最新金利での住宅ローンシミュレーション【無料】はこちら>> 【相談無料】住宅ローン専門金融機関/国内最大手aruhiは全国140以上の店舗を展開中 (最終更新日:2019.10.05) 3、固定金利選択型 変動金利住宅ローンの仕組み上、1番のリスクは未払い利息. (1)特徴 3、固定金利(全期間固定型) 住宅ローンは大きく分けると、「固定金利」、「変動金利」、「固定金利期間選択型」の3つの種類があるが、その選び方によってはトータルの返済額が大きく変わってくる。しかし、住宅ローンの仕組みは非常に複雑である。 5、最後に, 住宅ローンは、金融機関からの融資の一つで、使途がマイホーム購入に限定されます。他の融資に比べて借入期間が長く、金利が低いのが特徴です。, 現在、ほとんどの金融機関の金利は0%台(変動金利)で、低金利状態が続いています。 (2)固定金利選択型金利のメリット・デメリット