住宅ローンの「繰り上げ返済」のメリットとデメリットについて詳しく説明します。繰り上げ返済はメリットしかないのでは?と思われていますが、実はデメリットもあります。 01 繰り上げ返済の2つのタイプ. 住宅ローンの選び方ってめちゃ難しいですよね。 住宅ローンを色々検討して選んだ結果、念願の新居に入居した。 では、次に考えるのはローンの繰上げ返済。 先日こんな質問がありました↓ 住宅ローンの繰り上げ返済について質問です。繰り上 皆さんこんにちは。フクロウです。 今回は、「住宅ローンの繰り上げ返済」をテーマにお話を進めていこうと思います。 住宅ローンを借り入れている方の中には、「いずれ住宅ローンの繰り上げ返済をしたい」とお考えの方も少なくないのではないでしょうか? 繰り上げ返済は上手に活用することで、本来支払うはずだった利息を100万円以上も削減できるケースもあります。, しかしその一方で、子どもの教育費など家庭の資金全体で考えた場合、繰り上げ返済が必ずしも最善の方法にならないケースも存在するため注意が必要です。, 当ページでは住宅ローンの繰り上げ返済について、メリットや注意点などを分かりやすく解説していきます。, 2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、損害保険募集人、損保自動車専門試験合格, 2010年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立し活動中。過去に大手金融ニュースメディアや損保公式サイトでも執筆活動を行った実績があり、「読みやすく理解しやすいライティング」を得意としている。2020年9月現在で、1,700記事以上の執筆実績がある。, 住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。, 毎月の返済額とは別で、まとまった金額で住宅ローンを返済することを『繰り上げ返済』といいます。, 例えば毎月の返済額が7万円だとすると、その7万円とは別に、貯金から100万円や200万円などのまとまった資金を返済に充てることを指します。, 繰り上げ返済には2つの種類があり、残高の一部を返済する方法を「一部繰り上げ返済」といい、全額を完済する方法を「全額繰り上げ返済」といいます。, 一部繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまった金額を返済にあて、住宅ローン残高を減らす方法です。, 繰り上げた返済分はすべて住宅ローンの元金に充てられるため、その分発生するはずだった利息をなくすことが大きなメリットです。, 一部繰り上げ返済には『返済期間短縮型』と『返済額軽減型』の2種類があり、それぞれ利用することで得られる効果に違いがあります。, 全額繰り上げ返済は名前のとおり、住宅ローンの残高すべてをまとめて返済する方法です。, 一般的には住宅ローンの借り入れから年月が過ぎ、残高が少なくなったタイミングで実施しますが、住宅ローンの借り換えを行う際に、借り換え前の住宅ローンを完済するためにも全額繰り上げ返済は利用されます。, 繰り上げ返済の返済期間短縮型では、毎月の返済額はそのままで完済までの返済期間が短くなります。, 返済期間短縮型という名前ですが、もっとも大きなメリットは利息軽減効果が大きいことです。, 借り入れている金利が高ければ高いほど、返済期間が長いほど、さらに借入金額が大きければ大きいほど、返済期間短縮型で得られるコストメリットは大きくなります。, また、利息負担を少なくする方法のひとつに「住宅ローンの借り換え」もありますが、借り換えでは審査や手続きの手間がかかります。, 対して、返済額軽減型の繰り上げ返済であれば審査や手続きの手間もかからないので、取り組みやすさも特徴のひとつです。, 当初の借入金額3,000万円・借入期間30年・固定金利2.0%の状態から、10年後に150万円の繰り上げ返済を行った例を紹介します。, 今回の例では返済期間短縮型と返済額軽減型では、利息軽減効果に約22万円の差があります。, ※当初借入金額3,000万円/当初借入期間30年/固定金利年2.0%/元利均等返済/ボーナス払いなし※返済が完了している期間10年/繰り上げ返済金額150万円, シミュレーション利用サイト:「資金プランしっかりシミュレーション」(「知るぽると」ホームページ:金融広報中央委員会), 返済期間短縮型はコストを重視する方にとっては、魅力の大きい返済方法と言えるでしょう。, 繰り上げ返済の返済額軽減型では、返済期間はそのままで、毎月の返済額が少なくなります。, 例えば子育て世帯の場合に、子どもの成長に合わせて「塾の支払いなど教育費の負担が重くなってきた……」という事態も考えられます。, このような家計の負担を軽くする際には、毎月の固定費をすぐに軽減できる返済額軽減型が有利です。, ただし、返済期間短縮型に比べると利息軽減効果は小さくなる点に注意しなければなりません。, 住宅ローンの契約内容によってはどちらの方法でも大きな差がない場合もあるため、まずは一度繰り上げ返済シミュレーションを行ってみると良いでしょう。, 住宅ローンの返済は固定費のなかでも大きな割合を占めていますが、子育てでお金がかかる時期であれば、特に負担に感じるかと思います。, 返済額軽減型の繰り上げ返済では毎月の返済額を少なくできるため、余裕ができたお金を貯蓄に回したり、子どもの教育費に回したりといった利用が可能です。, 現在の住宅ローンや家計の状況と照らし合わせて、どちらのほうがご自身にとってメリットが大きいかを判断した上で、検討なさってくださいね。, 以下のシミュレーションでは借入金額が少なく、さらに金利も低いため、利息軽減効果は10万円ほどしか変わりません。, ※当初借入金額2,000万円/当初借入期間25年/固定金利年1.0%/元利均等返済/ボーナス払いなし※返済が完了している期間10年/繰り上げ返済金額150万円, どちらの方法で繰り上げ返済をするのか検討する場合には、ご自身の場合にどれくらい利息軽減額が変わるのか、返済方法による差額をよく確認するようにしましょう。, どちらにも一概の正解はないので、ご自身の状況で使いやすい方法を選択してくださいね。, 住宅ローンの借り入れから最長13年間にわたって、毎年の年末時点の住宅ローン残高の1%分の税金が控除されるため、節税効果の大きさが特徴です。, ここで注意が必要なのが、繰り上げ返済をすると年末時点の住宅ローン残高が少なくなるため、住宅ローン控除を受けられる額も少なくなるということ。, そのため、借入状況や繰り上げ返済の金額によっては、繰り上げ返済を行わずに住宅ローン控除を受け続けたほうがお得になるケースも起こり得るのです。, 住宅ローン控除の期間が残っている状態で繰り上げ返済を行うのであれば、必ず繰り上げ返済を行っても全額の控除を受けられるのかを確認しておきましょう。, ※控除期間が13年になるのは、2020年12月31日までに入居した場合に限る。それ以降の入居の場合控除期間は10年となります。ただし新型コロナウイルス感染症等の影響により、控除の対象となる住宅の取得等をした後、その住宅への入居が入居の期限(令和2年12月31日)までにできなかった場合でも、次の要件を満たすときには、その特例の適用を受けることができます(新型コロナ税特法6条、新型コロナ税特令4条)。 ・一定の期日(注)までに、住宅の取得等に係る契約を締結していること ・令和3年12月31日までに住宅に入居していること, 住宅ローンの借り入れ状況によっては、繰り上げ返済よりも借り換えのほうが利息を軽減できる場合があります。, 一般的に住宅ローンの借り換えで利息軽減メリットが大きくなるのは、以下のような条件で住宅ローンを利用しているケースです。, ただし、近年では住宅ローンの金利は過去にない低水準になっており、上記の条件に満たない場合でも借り換えメリットを得られることもあります。, まずは住宅ローンの借り換えシミュレーションを行った上で、繰り上げ返済とどちらのほうがお得になるのか調べてみましょう。, 「住宅ローンを早く返さなければ」と焦り、手元の貯金をすべて繰り上げ返済に充てると、家庭の資金バランスが崩れてしまいます。, 子どもの教育費などある程度の見通しが立つ費用はもちろん、万が一ケガで働けなくなった場合や、失業した場合の生活費など、もしもの際の貯蓄は必要不可欠ですよね。, そもそも住宅ローンは他のローンと比べて非常に金利が低く、住宅ローン控除や団信による保障など、複数のメリットがあります。, 急いで返したくなる気持ちも分かりますが、家計全体を考慮した上で、繰り上げ返済をするべきか他にお金を回すべきなのかを考えてみてくださいね。, 住宅ローンの繰り上げ返済には「一部繰り上げ返済」と「全額繰り上げ返済」があり、さらに一部繰り上げ返済には「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類が存在します。, それぞれ得られるメリット・デメリットが異なるため、家計のバランスやライフプランを考慮した上で、最適な選択肢を選びましょう。, 住宅ローンの借り換えメリットはシミュレーションツールでかんたんに計算できるので、ぜひ一度試してみてくださいね。, au回線とじぶんでんきのセット利用で最大年0.1%金利引下げ(au金利優遇割の内、auモバイル優遇割は2021年3月1日開始), 株式会社エイチームフィナジーは、株式会社エイチーム(東証一部上場)のグループ企業です。証券コード:3662, 住宅ローンの繰り上げ返済で失敗しないための知識 | メリット・デメリットを知って賢く利用しよう, ご自身の場合にどれくらい利息軽減額が変わるのか、返済方法による差額をよく確認するようにしましょう, 繰り上げ返済を行わずに住宅ローン控除を受け続けたほうがお得になるケースも起こり得るのです, 家計全体を考慮した上で、繰り上げ返済をするべきか他にお金を回すべきなのかを考えてみてくださいね, 住宅ローン借り換えに最適なタイミングは、目的によって違う!借換えメリットを最大化するポイントを分かりやすく解説, 年収1,000万円の適正な住宅ローン借入額は4,080万円!返済できなくなる事例も紹介, 「資金プランしっかりシミュレーション」(「知るぽると」ホームページ:金融広報中央委員会), 保証料を一括前払い(外枠方式)で払っている場合、保証料の一部が返金されることもある. 住宅ローンの繰り上げ返済で失敗しないための知識 | メリット・デメリットを知って賢く利用しよう 執筆者: 政所温也 (株式会社Choices 代表取締役) 住宅ローンの繰り上げ返済は「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類がある 住宅ローンを利用すると、基本的には長期にわたって借入額を返済していくので、その分、利息負担が大きくなります。そうしたデメリットを避ける方法の一つが、ローンの返済途中で一括返済に切り替えることです。一括… 住宅ローンの繰り上げ返済には当然大きなメリットもありますが、注意した方が良いポイントなどもあるので、メリット・デメリットを踏まえた上で、繰り上げ返済をするよりも資産運用をした方が良いのかということを考えていきたいと思います。 住宅ローンには、約定通りに返済するだけではなく、手元資金を残高の返済に回して、一部繰り上げ返済することも可能だ。今回は、繰り上げ返済に当たって気をつけるべきポイント、繰り上げ返済の種類などについて解説する。 繰り上げ返済のメリットとしては支払う利息が減少し、返済期間が予定よりも短くなることがあげられます。, 一方で、デメリットは住宅ローン控除と相性が悪く、低金利時代では利息の軽減効果が減少しにくいことです。, この記事では、繰り上げ返済のメリット・デメリットについて詳しく解説し、実際にシミュレーションをしたうえで繰り上げ返済をするべきかどうか検討していきます。, 繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別にまとまった資金を返済に充てることで今後の支払いの負担を軽減する返済方法のことを指します。, 繰り上げ返済の返済期間短縮型は、元金の一部を返済することで返済期間を短縮することをいいます。, 毎月の返済額は変わりませんが、本来20年で返済するはずだった住宅ローンを15年で返済することが可能になります。, 利息によって増える総返済額をできるだけ減らしたうえで、返済期間を短縮したい方が利用する繰り上げ返済です。, 繰り上げ返済の返済額軽減型は、元金の一部を返済することで毎月の返済額を減らすことを指します。, 例えば、現在の毎月の返済額が17万円の場合、繰り上げ返済をすることで12万円に返済額を引き下げることが可能です。, 返済額軽減型は毎月の返済額を軽減することで毎月の負担を減らしたい方が利用する繰り上げ返済になります。, 住宅ローンの繰り上げ返済の基礎知識についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。, 住宅ローンの繰り上げ返済はどちらの種類でも効果は異なりますが、支払う利息が減少する効果があります。, 今回は繰り上げ返済の効果を分かりやすく比較するため、2,000万円を30年ローンで金利3%で返し、10年後に100万円の繰り上げ返済をおこなったと仮定します。, このときの毎月返済額、残存返済期間、総返済額について、繰り上げ返済をしない場合と2種類の繰り上げ返済の場合に分けて下記の表にまとめました。, ただし、今回の例は住宅ローンの金利が高い前提でおこなったシミュレーションであるため、現在の効果を判断する材料にはなりません。, なぜなら、金利が高ければ繰り上げ返済によって節約される利息軽減効果も高くなるので、余裕があれば繰り上げ返済をおこなったほうがよいということになります。, 1984年には住宅ローンの金利が8%を超えていたこともあり、1980年代~1990年代で住宅ローンを返済していた両親や近しい人がいるなら繰り上げ返済をした方がいいというアドバイスを受けたことがあるかもしれません。, この時代は間違いなく高金利であるため、以前返済した経験のある近しい人の言葉は間違っていません。, しかし、現在は低金利時代であるため過去に返済していた人と比較すると繰り上げ返済の効果は大きく減少しています。, 繰り上げ返済は金利が高ければ高いほど効果のある返済方法であるため、高金利であればメリットが大きいです。, バブル経済期の1980年代から2000年頃には変動金利の店頭表示金利は2%代まで転落しました。, 1980年から2000年までの20年間は異常なほど住宅ローンの金利が変動した年代であったといえます。, 住宅ローンは長期であれば30年以上の時間をかけて返済するものなので、影響を受けた人は多かったでしょう。, 2020年現在では、住宅ローンの変動金利は住宅ローン控除の控除率である1%を大きく切る商品が多くあるのが現状です。, 控除率は1%で、控除期間は10年間となっています。また控除の対象になる住宅はとこ面積が50平方メートル以上あることが条件になります。, 住宅ローン控除は控除額が住宅ローンの年末残高に依存するため、繰り上げ返済をして年末残高を減らすと住宅ローン控除の節税効果を減少させます。, 例えば、繰り上げ返済をしなければ2,000万円の残高があるので1%の20万円の控除が受けられますが、300万円の繰り上げ返済をすると残高が1,700万円に減るので控除額が17万円に減少してしまいます。, つまり、繰り上げ返済は年末残高限度額を超えている場合や、控除期間の10年を過ぎていなければ減税効果を減少させるデメリットがあるのです。, 2020年現在の時点では住宅ローン控除の控除率は一律して1%であるため、仮に金利が1%以下の住宅ローンで返済している場合は利息以上の節税効果があることになります。, よって、返済している住宅ローンにもよりますが利息を軽減するよりも節税の効果の方が高いことも多いです。, 無計画な繰り上げ返済はかえって状況を悪化させてしまう可能性もあるので注意が必要になります。, 住宅ローンの控除について2020年度以降に検討されている改正案まで知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。, しかし、効果が薄い低金利時代の中で、さらに効果を薄めることになる手数料を支払うのはわりに合わない可能性があります。, 繰り上げ返済をおこなうなら手数料無料の金融機関であるのが一番よいですが、手数料を支払う必要がある場合は手数料込みで効果を計算しましょう。, 住宅ローンの繰り上げ返済には元金の一部ではなく元金のすべてを返済する全額繰り上げ返済があります。, 全額繰り上げ返済をおこなうと、住宅ローンを完済することができますが完済する場合でもデメリットがありますので紹介していきます。, 住宅ローンの全額繰り上げ返済(一括返済)の基礎知識を知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。, 住宅ローンを組む条件として、契約者が返済不可能になった場合に保険会社がローンを返済する団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられている金融機関がほとんどです。, 仮に返済をした直後に契約者に団信の対象となるような事態が発生した場合、団信の保証を受けることはできません。, このとき住宅ローンを全額繰り上げ返済するために資産の大半を返済に充てていると、本来であれば保証を受けられたにも関わらず資産がなくなってしまい身動きが取れなくなってしまうことも。, 団信は生命保険として優秀なので、団信を通常の生命保険代わりにしている方も多いですが、完済をする場合は必ず代わりの生命保険に加入するようにしましょう。, また、全額繰り上げ返済は繰り上げ返済の中でも最も利息軽減の効果の高い返済方法ではありますが、低金利時代であることを考えるとけっしてメリットは大きくありません。, 今保有している資産を利用してギリギリの状態で返済するよりも、資産が一時的に大きく減少するデメリットの方が大きいです。, 「返せるから返す」ではなく、住宅ローンを組んでいるメリットを最大限に活かして返済を続ける方がメリットは大きいといえるでしょう。, 住宅ローンの控除期間が10年であるため、10年以内に一括返済をすると控除が受けられなくなるデメリットがあります。, 一部繰り上げ返済のように控除の効果が減るのではなく、全額繰り上げ返済の場合はそれ以降の控除が受けられなくなってしまいます。, ただし、繰り上げ返済の場合でも返済期間短縮型の場合は、返済期間が10年未満になってしまうとそれ以降の控除が受けられない仕組みです。, 全額繰り上げ返済の場合は、10年以内に一括返済してしまうと確実に以降の控除が受けられないのでタイミングも重要になります。, 完済するにしても住宅ローン控除の期間が終了する11年目以降で余裕をもっておこないたいところです。, 1万円以上の金融機関が多いですが、1円からできる金融機関もあるので、すべての金融機関を対象にすればいくらからでもできるが結論です。, ただし少額での繰り上げ返済は効果が薄く、低金利の時代では最低でも100万円以上なければ効果を実感するのは難しいでしょう。, 極端な話ではありますが、1円からできるからといって1円から始めることが正しいとはいえません。, 繰り上げ返済をおこなうなら自分の返済している金融機関ではいくらから繰り上げ返済ができるかを確認して、実際に効果をシミュレーションして返済額を決めましょう。, それでは、現在の低金利の時代に合わせた繰り上げ返済のシミュレーションをおこなっていきます。, 3000万円を30年間で金利0.5%で返済すると仮定して、返済開始から11年後に一定の額を繰り上げ返済した場合の繰り上げ返済の効果をまとめました。, 住宅ローンの契約金額の半分である1,500万円を返済する繰り上げ返済をおこなっても、利息の軽減効果は100万円に届きませんでした。, 住宅ローン控除を最大限に利用するために11年目から繰り上げ返済をおこないましたが、本来、繰り上げ返済は早ければ早いほど効果が高いです。, そのため住宅ローン控除を考慮して繰り上げ返済を遅くすると、早期に繰り上げ返済をした方が繰り上げ返済自体の効果は高くなります。, 控除がある以上控除と両立しながら返済するほうがよいので、現在の低金利では繰り上げ返済をおこなっても大きな効果は得られないのが結論です。, 繰り上げ返済は低金利時代であればわざわざおこなうメリットが少なく、一方でおこなったときのデメリットが多いです。, しかし、それでもまとまった資産があるなら効果が薄くても無理のない範囲で繰り上げ返済をおこなったほうがいいと考える方もいるかもしれません。, まとまった資金があるなら繰り上げ返済の利息削減効果に期待するよりも、そのお金を資産運用に回した方が効果が高いです。, 繰り上げ返済用の資金を十分に確保できているなら、繰り上げ返済はやめて資産運用を始めることによって安定した資金形成を目指していきましょう。, また、住宅ローンの関して他に悩みのある方や、資産運用を始めようといわれてもどうすればいいのか分からない方は、住宅ローンと資産運用の両方を相談できるファイナンシャルプランナー(FP)への相談をおすすめします。, FPは住宅ローンや、個人の資産形成について深い知識を持つ家計に関わる金融のプロです。, 住宅ローンの返済方法のアドバイスはもちろん、資産運用についてもアドバイス受けることができます。, 将来にお金に関する不安を抱えている方は、住宅ローンと資産運用どちらのことも気軽に相談できるFPを見つけられる無料セミナーへの参加を検討しましょう。, 超低金利時代である今、銀行預金だけで住宅ローンを返済していくのは教育資金、老後資金も視野に入れるとますます厳しくなっています。, 弊社のセミナーでは繰り上げ返済だけでなく、老後や死後の財源確保まで視野に入れた、効率的で効果的な資産形成手法を参加費無料でご紹介いたします。, 繰り上げ返済は現在の低金利時代ではどうしてもメリットよりもデメリットの方が目立ってしまいます。, そのため、繰り上げ返済の資金を資産運用に回し、繰り上げ返済の効果以上に高い利回りを見込んで運用する方が、老後の資金形成に役立ちます。, 資産運用についてまったく知識がない方もいるかと思いますが、資産運用の相談はどこにすべきか知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。. 住宅ローン残債2660万・返済年数31年。借り換えvs繰り上げ返済はどっちがおトク? 35歳年収540万、3人子持ちのひとり親が余裕で返せる住宅ローンは月いくら? 何に使っているかわからないけど毎月カツカツの30代夫婦「臨時収入で繰り上げ返済するべき? 住宅ローンの繰り上げ返済にはメリットとデメリットがあります。 繰り上げ返済のメリットとしては支払う利息が減少し、返済期間が予定よりも短くなることがあげられます。 一方で、デメリットは住宅ローン控除と相性が悪く、低金利時代では利息の軽減効果が減少しにくいことです。 繰り上げ返済をする時期は、いつごろがベストといえるでしょうか。 繰り上げ返済を活用する場合、住宅ローン控除という節税も考えなければなりません。これは借入れから10年間、年末において借入残高の1%の税金が返ってくる制度です。 最長35年間にわたる住宅ローン。老後を考えると、できるだけ早く完済したいものです。そのため、近年は退職金で住宅ローンを一括返済・繰り上げ返済する方が増えています。今回は、住宅ローンを退職金で返済するメリット・デメリットについてお話します。 住宅ローンの繰り上げ返済を行うと利息負担が減少するためメリットがありますが、住宅ローンの繰り上げ返済にはメリットだけでなくデメリットがあることは意外と知られていません。 住宅ローンの繰り上げ返済は利息を大幅に減らすことができます。ただ、繰り上げ返済のプランやメリット・デメリットを把握していないと思わぬ落とし穴にはまる可能性もあります。本記事では、住宅ローンの繰り上げ返済についての基礎知識を徹底解説していきます。 繰り上げ返済は、住宅ローンの支払利息の負担を軽くするメリットがある手段の1つです。でも、繰り上げ返済をするとどれくらいの効果があるのでしょうか?また、繰り上げ返済をするタイミングや時期はいつが良いのでしょうか。fpが解説します。 最終更新日:2020年9月28日 利息によって増える総返済額をできるだけ減らしたうえで、返済期間を短縮したい方が利用する繰り上げ返済です, 返済額軽減型は毎月の返済額を軽減することで毎月の負担を減らしたい方が利用する繰り上げ返済になります, ただし、今回の例は住宅ローンの金利が高い前提でおこなったシミュレーションであるため、現在の効果を判断する材料にはなりません, なぜなら、金利が高ければ繰り上げ返済によって節約される利息軽減効果も高くなるので、余裕があれば繰り上げ返済をおこなったほうがよいということになります, 繰り上げ返済は年末残高限度額を超えている場合や、控除期間の10年を過ぎていなければ減税効果を減少させるデメリットがあるのです, 返済している住宅ローンにもよりますが利息を軽減するよりも節税の効果の方が高いことも多いです, 本来であれば保証を受けられたにも関わらず資産がなくなってしまい身動きが取れなくなってしまうことも, 一部繰り上げ返済のように控除の効果が減るのではなく、全額繰り上げ返済の場合はそれ以降の控除が受けられなくなってしまいます, ただし少額での繰り上げ返済は効果が薄く、低金利の時代では最低でも100万円以上なければ効果を実感するのは難しいでしょう, しかし、それでもまとまった資産があるなら効果が薄くても無理のない範囲で繰り上げ返済をおこなったほうがいいと考える方もいるかもしれません. 住宅ローンの繰り上げ返済のデメリット. 住宅ローンは繰り上げ返済をすることで支払利息の負担を減らせるメリットがあるが、金融機関によって最低金額や繰り上げ返済手数料が設定されており、手数料が高ければ、頻繁な繰り上げ返済によって逆に損をする可能性があるので要注意。 住宅ローンの繰り上げ返済は必ずすべき?メリットだけではなくデメリットも。知っているようで知らない繰り上げ返済の隠れたメリット、知っておかないと損するデメリットをご紹介!期間短縮型と返済額軽減型のお得度はじつは同じ。住宅ローン控除との関係は? 住宅ローンの繰り上げ返済とは何でしょうか?早く借金を返済したいというのはわかりますが、繰上返済しすぎて手元にお金がなくなり「繰り上げ返済貧乏地獄」に陥ることも。繰上返済で失敗をしないためのコツを解説します。メリットとデメリットを十分理解しておきましょう。 今回は、住宅ローンで借りたお金の返済についてのお話です。住宅ローンの返済は、もともと設定している金額・期間で返済することも可能ですが、期間や金額を変更し、繰り上げて返済することもできま … 「住宅ローンは繰り上げ返済すると良いって聞くけど、本当に繰り上げ返済ってお得なの?」 「繰り上げ返済にデメリットはないの?」 と繰り上げ返済のメリットに半信半疑の方、デメリットが気になっているという方は多いでしょう。 住宅ローンの利息負担を軽減するには、繰り上げ返済をうまく活用するのがひとつの効果的な方法ですが、どんなときでも繰り上げ返済を行えば有利、というわけではなさそうです。繰り上げ返済のメリット・デメリットについてみてみましょう。 繰り上げ返済をすることで得られるメリット 記事作成日:2016年5月27日. Copyright© 資産運用完全ガイド , 2021 All Rights Reserved. 住宅ローンの繰り上げ返済は、低金利の現状で本当に繰り上げ返済(一括返済)するのはお得な選択なのか悩ましいところです。 住宅本舗では条件付きでお得なケースがあることについて、順を追って説明し … 住宅ローンの借り換え・返済/住宅ローンの繰り上げ返済まるわかり 繰上げ返済の前に考えておきたいメリット・デメリット 住宅ローンの繰上げ返済とは、契約で約束した毎月の返済額は10万円のところ、ある時に300万円など、通常の返済よりも多く返済することをいいます。 繰上げ返済のデメリット 1.住宅ローン減税 「期間短縮型」では、繰上げ返済の結果、残返済期間が、当初のローンの支払い済み期間と合わせて、10年未満になってしまうと、住宅ローン減税の適用がなくなってしまいます。 2.借り換え時に不利に 住宅ローンの借り入れは家計にとって大きな支出なので、少しでも将来の負担を減らすために「住宅ローンの繰上げ返済」を検討している人も多いのではないでしょうか。 住宅ローンは金額も大きく、期間も長い借り入れなのでトータルで払う利息も高額になることがあります。 住宅購入は人生の中で最も大きな買い物の一つといわれています。金額が大きいことから、ローンを組んで数年かけて返済していく「住宅ローン」を利用する方が多いかもし …