【処理後】 基本的な使い方に加えて「どの周波数帯域にイコライザーを使えばいい?」、「ローカットはするべきか?」、「オススメのイコライザープラグインは?」といった内容にも触れています。 ミックスをしてみたいけどよくわからない人の参考になれば幸いです。 全ての帯域をまとめて書くとごちゃごちゃになりそうなので、以下の5つの帯域に分けて説明していく。, ①20Hz〜100Hz ちなみに筆者の場合バンドモノは100%キックを下にする。 いや、断言する。 また、ロックなどではベースを一番下にしてキックの低域をガッツリ削る処理をしたものも多いが、どこにどんな成分があるのかを把握しておけばかなりいろんなニーズに対応できる。, スッキリポイントが見つけられないという人は、とにかくQを広めに設定してもう一度捜索してほしい。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3 みなさんこんにちは!クフルダモノーツのYoshito Kimura(k1mu)です!, 今回はミックス初心者の方へ、僕自身が「もっと早く知っていたらよかったなー」と感じるイコライザー(EQ)に関係する知識をシェアします。, しかし、「この通りやれば正解!」とかではなく、ミックスは試行錯誤が重要だと考えているので、その視点を持った上で読んでいただければ!と思います!(๑˃̵ᴗ˂̵)و, 「倍音」が何か知らないままイコライザーを使うのはきっとアルファベットを知らないまま英語を勉強するぐらい無謀です。, この3つの段階を意識して「今どの目的でイコライザーを使っているのか?」を考えながら目的に応じた処理をすると、良い結果になりやすいはずです。, 原音が「どんな距離感や重心で鳴っているか」や「どんなキャラクターの音にしたいか」を決めることです。, たとえば、ギターアンプのツマミを回したりシンセサイザーでフィルターをかけたりする行為がここで言う”音作り“に相当します。, この段階のイコライザーの使用目的は他の音との兼ね合いを図るのではなく「その音自体をどんな音にしたいか」です。, たとえば、バスドラムとベースギターなど似通った周波数帯域の要素を多く持つ楽器の音同士は干渉してお互いに聴こえにくくなりやすいです。, こういった問題を解決するために 特定の周波数帯域の音量を上げたり下げたりできるイコライザーを使うわけです。, ※「曲の中でのバランスをとる」のが目的です。「周波数マスキングを完全に取り除く」のが目的ではありません。. ミックスダウンとマスタリングについての基礎知識を解説しています。ミックスとは具体的に何をするのか?どうして必要なのかを図やサンプルを使って書いてみました。これを読めばコンプの音の変化がわかるようになります。 リズムの要、バスドラム。これをどうミックスするかで、曲全体のクオリティは大きく変わってきます。実例、音源サンプルをまじえて、即戦力となるイコライジング手法を紹介します。 #EQ(イコライザー) #Tips_Music Media Integration取扱ブランド ブラックフライデーセール2019開催中!! (↑この記事を読んでいない方は、まずこちらから読んでいただくと良いと思います。) ミックスでは、ミキサー調節や、コンプレッサー、イコライザー、各トラックの音量調節、リバーブ、リミッターの設定ができます。 実際の操作は、ひとつずつ試してみると、音の違いで分かると思います。 ご参考になれば幸いです。 手っ取り早く聴こえやすくなるからといってガンガンブーストしても後々上モノと場所の取り合いになってしまうので頼りすぎは厳禁。 手順は至ってシンプル。, これだけだ。 だいぶキックとベースお互いが聴きやすくなったのではないだろうか? 6.ベースに迫力を付ける 60Hz〜80Hzをコントロールすることでベースの量感が調整できます。また、100Hz辺りはパッと聞いた感じではパワフルに聞こえるのでブーストしがちですが、2ミックス自体の抜けを悪くしたり、歪みっぽくなるので注意が必要です。 ベースはスッキリポイントの3kHzをカット。 処理をするのであれは、, といった感じで、お互いのメインどころを与えながら程よく出し引きをしてやるという感じがいいと思う。 Media Integration MIストア 2019 ブラックフライデー均一価格セール開催中!! 特に100〜200Hzあたりは一方をガッツリカットすると極端にもう一方が聴きやすくなるが、旨味成分が根こそぎ持ってかれてしまうのであまり派手にカットするのは避けたほうがいい。 また、キックとベースのどちらを下にするかはジャンルや好みの問題。 干渉しないわけがない帯域とも言えるので、あえて何の処理もしないのもアリだと思う。 別に差が大きいままでも間違いとは言えないのだが、キックとベースは一体感も重要だったりするのであまり感覚を開けすぎるのも良くない。 これは音の出どころ(音の上下の位置、左右の位置)が重なった場合に起こる現象で「マスキング」、「カブり」などと呼ばれる現象。 特にベースはラインを引き立たせるためガッツリカットしている。 イコライザー設定は、「 基本下げる 」ことを意識するだけで、音割れの心配がなくなります。 音声の自動設定も、オフにすることができます。 曲による音質変化も最小限に抑えられ、素晴らしい音楽ライフを送れるはずですよ。 【処理後】 1.2kHz付近にベースのブリブリ成分があったので干渉しているキックの1.2Hz付近を多めにカット。 フォートナイトで足音が丸聞こえになるイコライザー設定を知りたいですか?当記事ではmixampでのフォートナイト専用イコライザー設定を紹介しています。使用する事で世界が180度変わりますよ。 とはいうものの、ここを押さえておけばいろいろと応用が効くというポイントがあったりするので今回はそんなポイントを紹介したいと思う。, ではでは、具体的なEQ処理のポイントを紹介していきたいと思う。 どこからカットするかはジャンルや好みによって変わってくる。 【同時に再生】 主にこのサイトを更新している人。, Finaleの個人的オススメショートカット・Tipsまとめ【Finale時短tips】, 【転調の書き方について】なぜ半音上のキーへの転調を「+1」ではなく「♭+5の転調」と書くのか?, 【Finale時短tips】「裏拍4分音符」を一括で「タイあり8分音符」に変更する方法, 「ナノセカンド」がヤバい。【UVERworld 25th シングル 感想・楽曲分析】, 【保存版】開放弦を使ったギターコードまとめ【33種類・1700以上のコードフォーム】, FinaleScriptで楽譜作成を効率化! 使い方・30以上のオススメ自作スクリプト紹介 & XML無償ダウンロード可能【Finale時短tips】, 初心者に「音楽理論が何か」を本気で教える。【難しい専門用語は無し!】 音楽理論マインドマップ付き!, 「個性の多様性を尊重する」という思想の「”多様性”」には「”個性の多様性を尊重しない”という個性」を含んでいない場合が多そう, ギター初心者が覚えるべきコード7つと その理由【TAB譜あり】 これだけで100種類以上のコードが弾ける!!, ダイアトニックコード/テンション/モード まとめ【8つスケールファミリーと28種類のモード】, 【既に100曲以上記載】みんなで使える「転調している曲」のデータベースを作りました!, 転調しまくり!『LiSA – 炎』の感想・楽曲分析【『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌】, 主要ヘプタトニック・スケールのダイアトニック・コード + 使用可能和音まとめ【超絶情報量】, 【代理コードの考え方】アッパー・ストラクチャー・トライアド(UST)やハイブリッド・コードを理解しよう, ダイアトニックコード/テンション/モード一覧表【8つスケールファミリーと28種類のモード】, Googleが日本のデジタルスキルのレベルの低さに見兼ねた?Google提供「Grow with Google」を試してみた。, 【無かったことにされた転調】嵐 ARASHI – Love so sweet : Reborn【感想・楽曲分析】, 楽器演奏、作曲、音声編集など、どんな"音楽への関わり方"をするにせよ役に立つ…けど見過ごされがちな「倍音」について分かりやすく説明します。, 「音の良さ」、「良い音の基準」 について、いくつか考え方の補助線になりそうなものを紹介していきたいと思います。, 僕たちのアルバムは、どれもクールでチャレンジングな内容になっていると思う。気に入ってもらえると嬉しいね。, 「楽器を始めてみたい!でも、何にしようかな~?」と思っている人に、ギター、ベース、ドラム、キーボード、ヴォーカルをやっている僕が①費用面、②難易度、③バンドの組みやすさ、④重量 などポイントごとに情報をまとめてみたので、参考にしてみてください!!, Finaleでの譜面制作の更なる効率化が図れる「FinaleScript」について オススメの自作スクリプトも紹介しています。紹介したスクリプトのXMLファイルの無料ダウンロードもできます。. この帯域はお互いのアタック成分がぶつからないようにしてやることがポイントになる。, と思った方もいるかもしれないが、アタック成分というものは結構広範囲に広がっているので、ブーストとカットを使ってそれぞれのアタックのメインをずらして構築してやるようなイメージだ。 超初心者のためのミキシング講座/イコライザー編⑬【ボーカルをオケに乗せた時のEQ処理のポイント&総集編】, 超初心者のためのミキシング講座 / イコライザー編⑫【ボーカルのEQポイント(男性)】, 超初心者のためのミキシング講座 / イコライザー編⑪ 【ドラム&ベース&ギターを重ねた時のEQ処理のポイント】, 超初心者のためのミキシング講座 / イコライザー編⑩【アコースティックギターのEQポイント】. キックの処理でやってしまいがちなのが、低音を強調しようとしてEQでもりもりブーストする事です。 これをすると、キック単体で聴けばイイ感じになるものの、オケに混ぜてみるとなんだか濁った、ヌケの悪い低域になってしまいます。 なぜそうなってしまうのかというと、 ギターやベースなど他の楽器が出している低域がキックの低域とぶつかり、互いの邪魔をし合ってしまうためです。 キックを力強く鳴らすには、キック自 … とりあえずサンプルを用意したので聴いてみてほしい。 例えば、, タイトなキックやラインハッキリブリブリベースに仕上げたいなら、キックのスッキリポイントをカット、またはベースのハッキリポイントをブースト。, 豊かな響きのドラムやポワーンとやわらかいベースに仕上げたいなら、キックのハッキリポイントをブースト、またはベースのスッキリポイントをカット。, アップテンポの曲なのでベースのラインを出してヌケをよくしてみた。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/100-500.mp3, キックのヘッドの音とベースのラインが存在する帯域。 ハッキリポイント:200Hz付近, キックのハッキリポイントだった125Hzあたりを軽くブーストして、代わりにスッキリポイントの200Hzをカット。 一般的には40~80Hzあたりからハイパスでカットしてしまうことが多い帯域だが、このハイパスを使ってキックとベースの位置関係を明確にしてやることが出来る。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/20-100.mp3, 前の2例ほどではないが、位置関係が明確に感じられるようになったのがわかるだろうか? キックとベースのミックスの仕方をマスターしたいと思うのは、多くのクリエーターの方が抱いている願望だと思います。 スピーカーから鳴り響く堅固で、パワフルな低域音、自分の音楽でも常に出せたら良いと思いませんか? キックとベー […] 今回はこいつを処理してお互いがバランス良く聴こえるようにしてみる。 単体で聴いたときとのギャップを感じていただけるだろうか? 独学で大丈夫 結局は自分がこう聴かせたいという状態にもっていけるかどうか。. ベースの帯域は、ミックスのファットさに影響を与えます。この帯域がしっかりでていないと細いミックスになってしまいます。逆に、過剰に出すとブーミーになりすぎてしまうので注意が必要です。 サブベースと違い音程をはっきりと判別できます。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g,d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js","msmaflink");msmaflink({"n":"DTMオーケストラサウンドの作り方 〜実践的作編曲のテクニック60","b":"","t":"","d":"https:\/\/m.media-amazon.com","c_p":"\/images\/I","p":["\/51CJ3LWG0sL.jpg","\/51-fjly5WaL.jpg","\/51ulkPamWpL.jpg","\/41Mm0ieToTL.jpg","\/51qZx7f25-L.jpg","\/41r+t9hdcqL.jpg","\/51paXstrG7L.jpg","\/51-4bL7H4pL.jpg","\/41rB+qaOAOL.jpg"],"u":{"u":"https:\/\/www.amazon.co.jp\/dp\/4903238504","t":"amazon","r_v":""},"aid":{"amazon":"1706687","rakuten":"1706682","yahoo":"1706688"},"eid":"n02CE","s":"s"}); 特に自作曲を自分でミックスする方は、ミックスで問題を感じたらアレンジまで立ち返って, さて、ヴォリューム(音量)の上げ下げと、パンポット(定位)の調整が終わったらいよいよ(多分)イコライザーの出番です。, なぜなら、 ミックスでのEQの使用目的は「不必要に被っている帯域を調整する」 だからです。, プラグインはEQポイントをたくさん設定できるので、つい色々なところを雰囲気でイコライジングしてしまいがちになります。, しかし、”明確な意図“が無い限り、一つの音に対してイコライジングをする場所は2~3か所前後で留めるのが無難です。, 複数の帯域を大幅にイコライジングすると、元の音のバランスが大きく変わってしまう可能性が高いからです。, ※ただ、もちろん絶対的なルールではないですし、反対にもっとたくさんEQポイントを設定する場合もあります。, そして、調整する音量は1.5db前後、マックス3dbまでを目安にするのがオススメです。, 仮に3db 以上イコライジングする必要があるなら、音作りやヴォリューム(音量)の上げ下げ、パンポット(定位)の調整に戻った方が良いです。, 「ローカット」とは、イコライザーのローカットフィルター(ハイパスフィルター)を使って、指定した帯域以下の音を(-6dbとか以上)極端に削ることです。, たとえば120Hz以下をローカットすると、 120Hz以下の音はほとんど鳴らなくなります。※, 「中低域(100~350Hz)あたりの音がたくさん鳴っていると、高域がマスキングされて音が篭るので、ローカットを使うのが有効!」, ぶっちゃけ、僕もかなり昔はそう思っていました。しかし、現在は基本的にローカットはしないほうが良いと思っています。, なぜなら、マスキングによる篭り感は低域全体ではなく、中低域の特定の帯域が原因で起こることが多いからです。, そして、トラック間のヴォリュームを整えた後であればローカットでバッサリ切らなくてもカブっている帯域を1.5db前後調整するだけで改善できる場合が多いです。, パンの調整、音場の作り方を工夫する、コンプレッサーを活用する、イメージャープラグインで低域のワイド感をコントロールする, そもそも、篭っていると感じる原因は、中低域に鳴る音同士のマスキングではなく、リバーブや空間系のかけすぎや、定位(パン)による問題である場合も多いんじゃないかなぁ…とも思います。, たしかに、ローカットで低域を切るとなんとなくスッキリした感は出ますし、それだけガッツリ削れば干渉する帯域も無くなるでしょう。, 本当は一部の帯域だけを少し調整すればいいのに、ローカットを入れて低域を全てバッサリ切り落とすのはもったいないと思いませんか?, もちろん、最終的には”ジャンル”や”目指している音”によると思いますし、音作りや、低域のノイズの除去に関するローカットまで「絶対しない方が良い!」とは言っていません。, 曲全体の質感を操作するための工程なので、大きなイコライジングはほぼしないと思います。, しかし、特にマスタリング処理には非常に繊細な質感が求められるので実機で数十万~数百万、プラグインでも数万円するような高価なものが使われる場合も多いようです。, しかも、微妙な差を追及する工程なので、モニター環境が貧弱ではそもそも違いが分かりづらいです。, 「実機の超高級なEQ(数十万~百万円越え!)を、高価なモニタリング環境(数十万のスピーカー)で使うのが結局最高! 」, 音楽系の機材には、価格がモノを言う側面があります。たしかに、音が悪いと曲の魅力が半減してしまいます。, 一方で、普通の人は機材にかけられるお金は限られていますし、仮に際限なく音の良さを追求したとして、音が良い曲だけでは必ずしも良い音楽になるとは限りません。, 「作品としての魅力を左右する”音の違い“」と「好事家しか分からない”音の違い“」は, ただ、カットするにせよ、ブーストするにせよそもそも 「イコライジングをする帯域の見つけ方が分からない」場合がありますよね。, もちろん、最終的に経験値がものをいう部分もあります。しかし、ここでは“経験値を積む”以外の方法や考え方を7つ紹介したいと思います。, 一般的に人間の可聴領域(音が聞こえる範囲)の周波数は 20~20,000Hzと言われます。, しかし、20~20000Hzではアバウトすぎるので、もう少し細かい区分を考えます。, 具体的には、人間の可聴領域(20~20000Hz)を大まかに7つの帯域に分類して考えます。, ※これは、何かの根拠がある”絶対的な音域の区分“ではありません。しかし、この区分で大まかに「音楽的な役割」が分かれており、指標の一つにすると便利です。, 「7つの帯域がどんなキャラクターを持ち、どんな役割を果たすのか」のイメージを掴んでいると、イコライジングで迷いにくくなるわけです。, ポーンンン…と音がたまりやすい帯域。防音室やコンサートホールから音漏れしてきてそうな帯域。, ただ。いい感じの”低音感”を出す美味しい帯域でもあるので、ガッツリ削りすぎはオススメしません。, ここらへんの帯域は、曲中で目立たせたいヴォーカルやソロ楽器に譲る感じで処理をするといいかもしれません。, ちなみにラジオボイス(ラジオっぽいガサガサした音に加工したトラック)を作りたかったら、この辺りの帯域を中心に、下と上の帯域をハイパスフィルターとローパスフィルターでいい塩梅に削るとそれっぽくなります。, 「目立たせたいけども中域をイコライジングするとなんか違う…」というときは、この辺が重要になります。, 3000~4000Hz付近は人間の耳の感度が一番高い(同じ音量だと一番よく聞き取れる)帯域, また、4000~5000Hzは恐らくキックなどのアタック成分がいるので、あんまりキックがヌケてこない(またはビチビチと目立ちすぎる)時などはこの辺をイコライジングします。, しかし、ヌケ感やキラキラ感みたいなものを出すならこの辺を調整すると良いかもしれません。, ハイハットや、アコギの弦の擦れ、声の歯擦音、クリスタル系のシンセパッド音色などこの帯域の成分を多く含む音はわりと限られています。, したがって、ミックス時のイコライジングでどうこうするよりも音色選びの段階でコントロールした方が良い帯域だと思います。, 物理現象として音楽を眺めると、鳴っている音はすべて「さまざまな周波数の音がどれだけの音量で鳴っているか」であり、ミックスは”それらのバランスを整理する作業“ですよね。, もちろん、鳴っている音の周波数をいちいち意識している人はいないと思いますし、時間芸術である音楽の中で、そのすべてをコントロールするのは今のところ非現実的な話です。, しかし、「曲のキーがEmなら、ベースはきっとルートでEをよく鳴らすだろうから、82.4Hzあたりでキックとかぶりやすいかな…」などと予想するだけでも、ミックスする際の指標になります。, イコライザーのQの幅を狭めて動かし、カットしてスッキリしそうなところを探したり、ブーストしてピーキーなところを探したりします。, 打楽器の場合、音程感のある場所(ポーン…と倍音がサイン波っぽく強く出ているところ)を少し音程楽器に譲るイメージで抑えると、わりといい結果になりやすい気がします。, スペクトラムアナライザーを見ながら、どの帯域がどう出ているか確認しながら参考に処理をします。, 波形を見ながら音が固まっていそうな帯域や強く出ている帯域を見つけて、そこを中心に処理をすすめていく形です。, 最近のiZotopeのNeutronやfabfilter pro q3などのEQプラグインは、それ自体にマスキング検知機能を備えており、そういったものを使うのもアリです。, 「タレに漬けた餃子」と「タレにつけていない餃子」の味の感じ方が食べる順番によって変わるのと同じです。笑, 自分が好みとするミックスの曲や、求めるサウンドに近い曲と聴き比べながら作業します。, できるだけ音量感を揃えて比較するのがポイントです。(人間は音量が大きいだけで良い音に聴こえやすくなるため), また、ミックスのリファレンスにできそうな有名曲をまとめたプレイリストを作ったので、よければ参考にしてみてください。, ミックスは音を編集する作業です。音が不明瞭だったり、過剰な色付けがされてたりするモニター環境では適切な処理を施すのは難しいです。, 良いモニター環境でミックスをしても、リスナー全員が良いモニター環境で聴くわけでは無いはずです。, ですので、モニタースピーカーやヘッドフォンだけでなくスマホのスピーカー、カーステレオ、イヤフォンなどでバランスがおかしくないか確かめるのも有効な手段です。, このプラグインは、先ほど紹介したマスキング検知機能に加えて、ピークの検出機能もあります。, それから、音の高さを「c2」のように値で入力すると、自動的にその周波数のところにeqポイントが移動する機能もあります。また、画面の左下のメニューから鍵盤を表示して音名の指定もできます。, アナライザーも見やすいですし、MS処理や、マッチングEQ、ダイナミックEQ、リニアフェイズEQとしても使えます。, たしかに、そこそこの値段 (2万円前後。セール時でも1万円ほど) はします。しかし、fabfilter pro q3は初心者の人にこそオススメしたい超便利なEQプラグインです。, 僕はCubaseテンプレートのほぼ全トラックにあらかじめインサートしてあります。笑, たとえば、音ヌケを良くしたいならコンプレッサーを使ってトランジェントを調節したり、エキサイターを使って倍音を強調したりする方法もあります。, 僕も、最近は帯域に変化を加えたいときはイコライザーよりも、ダイナミックイコライザーをメインで使っています。, 常に音量を抑えるイコライザーよりも、指定より大きい音が鳴った時にだけ音量を抑えてくれるダイナミックイコライザーの方が音楽的な処理をできる場合が多いと思うからです。, KHUFRUDAMO NOTESで作曲、演奏、ミックス、動画編集、デザインなどやっています。 ③500Hz〜2kHz 【処理後】 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/Drum.mp3 【処理後】 今度はキックの低域が削られて、結果お互いの位置関係がわかりやすくなったと思う。, お次はカットし始める周波数に差をつけて重ねてみる。今回のサンプルでは、筆者の好みでキックの40Hz、ベースの60Hz以下をカットしてみた。, 【処理前】 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/Drum.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/Bass.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/bass-highpass.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/kick-highpass.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/20-100.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/100-500.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/500-2.mp3, https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/affter.mp3. ミックスで大事な要素の1つは、音の住み分けです。 例えば、キックが鳴っている低域に、ベースが合って、そしてそこにシンセの音を被せると、音がグチャグチャになります。 逆にキックの130Hz付近もカットしてあげれば、もっとベースを聴きやすくもできそうですね。 こういった ミックスにおける帯域の整理 こそ、イコライザーに最も求められることが多い役割なのです。 2.音作りの為にブーストする 全くEQ処理をしなくても本人がこれでよし!と思えばそれでOKなわけである。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/Bass.mp3 相手の音に集中すればきっと見つかる。, また、お互いをクッキリハッキリ聴こえるようにすることが必ずしも正解とも限らない。 ↓この記事から更に踏み込んだ、具体的な音楽理論習得への道すじをまとめました。 ベースのラインがいまいちはっきり聴こえない場合は、ぶつかっているキックをカットしてやるとラインが見えてくる。 ... 転調しまくり!『LiSA - 炎』の感想・楽曲分析【『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌】, 【無かったことにされた転調】嵐 ARASHI - Love so sweet : Reborn【感想・楽曲分析】. そりゃそうだ。 また、共にチャンネルストリップを挿してセンドで薄くリバーブ、マスターにはテープシミュレーターとマキシマイザーを掛けてある。 ちなみにエレキベースの場合コンパクトeqなど「音作りとしてのeq」が存在します。この章の設定例はミックスのメイキングというより音作りのそれに近い印象があります。であれば、それはそれでご機嫌な音色ができれば良いと思います。 先日、エレキベースの音作りについて、さわりだけでも教えて欲しいと言われたので、僕なりのベースの音作りについて解説します。なぜ音作りするのか、どうやって音作りするのかの基礎はこれを読むだけでok。テーマは、初心者に向けた『今ある機材でより理想的な音を作る』です。 あとはベース側のカットで対応することに。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/500-2.mp3, キックのアタックとビーター音、ベースのカリっとした成分が含まれる帯域。 手順としては、, スッキリポイント 超低域を含めてほぼほぼ帯域全体がスッキリポイント&ハッキリポイントになると言える場所である。 Media Integration『Buy 2, Get 1 FREE!Waves February Super Sale』開催中! https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/affter.mp3, 【処理前】 TrilianについてはRock P-Bassのアンプとエフェクトを全てOFFにしてDI音を書き出し、アンプシミュレーターとコンプで音作りをした。 キックとベースは楽曲の土台を担うパートなので共にセンター配置が基本。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g,d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))})(window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js","msmaflink");msmaflink({"n":"レコーディング\/ミキシングの全知識 [改訂版] (「全知識」シリーズ)","b":"","t":"","d":"https:\/\/m.media-amazon.com","c_p":"\/images\/I","p":["\/41hVeNcho6L.jpg","\/51eBRG4YaRL.jpg"],"u":{"u":"https:\/\/www.amazon.co.jp\/dp\/4845621886","t":"amazon","r_v":""},"aid":{"amazon":"1706687","rakuten":"1706682","yahoo":"1706688"},"eid":"PLM1D","s":"s"}); ミックスを始めたばかりの頃、イコライザーを操作すると”ミックスをやっている感”が出るので、つい余計に触ってしまいがちでした。, しかし、ミックスをする時は最初から安易にイコライザーを触らない方が良いと思います。, “一般的な楽器編成”で“合理的なアレンジ”がされた曲であれば、同じ帯域が過剰に被らないようになっていますし、概ねそうであるべき, 今でこそ色々な後処理が出来るので、作曲やアレンジの時にさほど何も考えずに色々な楽器やフレーズをバンバン入れてしまいがちです。(必ずしも悪いことでは無いです。), しかし、一昔前はイコライザー自体が無かったので、編成と編曲によって音の不要な干渉を避けなければいけなかったわけです。, たとえば、高音楽器(ヴァイオリン)などに比べて、低音楽器(コントラバスとか)の人数が少なめなのは低音の方が音量感があるためだったり。, これは「大体の人の利き耳が右なので、聴き取り易い高音を左側に配置するためではないか」との考察を前に見たことがあります。, ※多くの場合、低音楽器のパンポットをセンターにするのは、人間の耳が低い音の左右差を感じにくいためです。(低周波数の波ほど回折しやすいため), じゃあ、「なんでオーケストラでコントラバスが中心に居ないんだ?」と思うかもしれません。これは、コントラバスはエンドピン(棒みたいなやつ)で床に接しているため、床も共鳴して結局ステージ真ん中からコントラバスの低音が響いてくる感じがするから らしいです。. https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3, どうだろう? 【処理後】 どうやって勉強するか また、念のためお断りしておくがこれでキックとベースのEQ処理は終了ではない。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/affter.mp3, どうだろう? ベースのイコライザー処理画像(画像1) まずはベースから処理していきましょう。ベースは想像以上に低音成分を多く含んでおり、そのままだと低音が強すぎて使い物になりません。筆者が各パートを処理する方法する場合、まずはイコライザーをさします。 ミキシングっていうものは楽曲をどう仕上げたいかによって処理の仕方はいくらでも変わってくるものなので、どう処理しようが正解でもなければ間違いでもない。 こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。生徒さんからの質問です。 「EQ(イコライザ)の効果的な使い方を教えてください」イコライザはバンドサウンドの中の音抜けにも大きく影響している大切なポイントです。なんと 【ベースのみ】 Media Integration『Waves 日本限定!ボーカル系プラグイン・バンドル・プロモーション』開催中!! 【dtm】ミックスで音が安っぽくスカスカになる原因と解決方法5つ 2020.07.06 2020.12.29 バンドの曲をミックスするコツ5選【音圧の悩みを解決】 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3 イコライザーを使うにあたって重要な事は、音を持ち上げることよりも不必要な音をカットする作業であると断言します! 不必要な音域をカットすることでアンサンブルをスッキリと聞かせることができ、よりプロっぽい楽曲に仕上げることができます! まずトラック単体に特定の周波数だけを強調するようにイコライザーをかけ、かけるポイントを左右にずらして最もうるさい位置を特定します。 ハウリングしたりキンキンと耳 … 周期的に繰り返されている波形のことを「位相」いいます。位相がずれることで音質に影響が出ます。と言われてもいまいちピンとこない人もいると思います。馴染みのあるところでいえば「SpuerSawもSaw波という位相を少しずつずらしたもので出来ている」といえばイメージが湧きやすいのではない … 正確なポイントの位置は素材によって様々なので自分の耳で探してもらうことになるが、カットすることで相手がやたらとスッキリ聴こえるようになるスッキリポイントとブーストすることで己がやたらとスッキリ聴こえるようになるハッキリポイントを探してみてほしい。 さらに、12kHz以降をローパスでカットしてみたらキックのアタック全体が聴きやすくなったのでカット。 ①EQを挿してQを狭めに設定してGAINを6dBくらいまで上げる。, ②同時に再生しながらFreqを変化させて左右にカーブを滑らせていき、己がやたらと聴きやすくなるポイントを見つける。, こんな感じだ。 【処理後】 ベースの低域が削られてキックの「ズン!」という音が聴こえるようになったのがわかると思う。, 【処理前】 ベースのブリンブリンが聴きやすくなってラインが見えるようになった。 ベースについてはハッキリポイントの200Hz付近を軽くブーストして、スッキリポイントの125Hz付近をほんのりカット。 ベース自体もわずかにブーストした。 ここにスネアやギター、ボーカルなどのウワモノを重ねた場合に処理の内容を変更することは十二分にあり得る。 ①EQを挿してQを狭めに設定してGAINを10dB~行けるところまで下げる。, ②同時に再生しながらFreqを変化させて左右にカーブを滑らせていき、相手がやたらと聴きやすくなるポイントを見つける。, ハッキリポイント また、ともに500Hz付近をカットすることで相対的に他の帯域が引き立つようにしてみた。 ④2kHz〜8kHz, かなり幅広い区切り方だが、この①~④にそれぞれEQポイントが存在する。 ここか?という場所がきっとあるはず。 まずはキックとベースの位置関係がしっかり感じられるラインまで差を広げて、徐々に差を小さくしていけばいい。 私がミックスをしている時は、特にスネアと重なる事が多いです。 どちらを優先するかはその曲次第です。 例えば、ゴリゴリとしたベースでアタック音もバチバチなっている様な曲の場合は、ベースを優先 … イコライザーで500Hzを少しだけカット(画像1) 低音域は主にキックとベースが主役だったのを覚えていますか? 今回は中音域がメインなのですが、中音域にはたくさんの音が詰まっていて、少しだけ処理が … ボカロ音楽プロジェクト GENIC MANIC のdice(まだP名は無いw)の超個人的な音楽制作の中でミックス工程を備忘録も兼ねまとめてみた!第5回は要のベース編です。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3 今回はベースのEQポイントをご紹介。 ベースはキック同様に楽曲の土台を担う重要なパート。 キックとの配置を考えながら安定した土台を構築できるように上手に処理してやりたい。 一方でギターやボーカ … 単体ではしっかり聴こえているキックとベースが一緒に聴くとどうなるのかに注目してほしい。, 【ドラムのみ】 ベース : SPECTRASONICS 「Trilian」, Studio DrummerはSession kitを使用してエフェクトを全てOFFにした状態で各ピースとオーバーヘッド、ルームマイクを書き出した後に、コンプとEQで音作りをしてある。 また、500Hz付近は篭りの原因になっている帯域でもあるので、カットしてやると他の帯域が聴きやすくなったりもするので一度試してみる価値はある。, スッキリポイント:125Hz付近、500Hz付近 使用音源は、, ドラム : Native Instruments 「Studio Drummer」 しかも共に低域を中心とした周波数特性の為、必然的にカブりやすい組み合わせなのである。, このカブりをレベルの調整のみで改善することはなかなか難しく、それぞれがハッキリと聴こえるようにするためにはEQでの周波数特性の整理(音の上下の住み分けを)が必須になってくる。 あとは上モノを乗っけてから考える(笑)。, 【処理後】 音ってのは不思議なもので、ピンで聴いたときにはパワフルに聴こえていたキックとベースが、同時に聴いてみるとなんだか痩せて聴こえたり、それぞれの音が聴きとりにくくなってしまったりする。 例えばキックを下に配置したいならベースを40Hz~80Hzあたりからハイパスでカット、ベースを下に配置したいのならキックを40Hz~80Hzあたりからハイパスカットしてやる。 ・・・筆者は打たれ弱い人間なので楽曲の出来についてはノークレームでお願いしたい(笑)。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/kick-highpass.mp3 キックとベースは、現代の音楽において最も重要なパートといえます。この2つのパートをミックスするのは、ミキシングの中でも最も難しい工程のひとつです。この記事では、キックとベースをうまくミックスする方法について解説します。キックとベースをミック キックとベースのメインはあくまで低域に構築、アタックはあくまで補助的要素と思っておいたほうがいい。, キックについてはもともとアタックが強めの素材だったのでハッキリポイントの3Hz付近を微量にブーストしたのみ。 また、このあたりは効果もわかりやすくブーストすれば簡単に聴きやすくすることが出来るので、ホイホイホイッ!っとブーストしたくなるのだが、ここにはこの後様々な上モノの美味しい成分が重なってくる。 見つけられたら徐々にQの幅を狭めてポイントを追い込んでいけばOK。, キック、ベース共に、音にならない圧力と重量感を担う成分が存在している帯域。 逆にベースをカットしてやるとキックのバフゥン!という音が見えてくる。 ②100Hz〜500Hz 特にバンドモノの場合、スッキリさせればさせるほど生っぽさと迫力は失われていく傾向にある。 変更する。 この処理によって各ソースの最低域に差が生まれ、お互いの上下の位置関係が明確になるというわけだ。, 【処理前】 ではベースのイコライザーです。ベースは多くの人が誤解しているのですが、ベースの一番低い音は(実音)は40Hzあたりにあります。 2020年3月12日 低音処理に必要なベースのローカットをする前に覚えておきたいこと イコライザー(EQ)を使って楽器の音の住み分けをしよう. https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/defa.mp3 また、ベースはラインが見えたことでこれ以上ハッキリさせる必要はないと判断したのでブーストは無し。 イコライザーについて(基本編) イコライザーは何をするものなのか?そして、各音域の特徴について解説を行っていきます。 イコライザーについて(それぞれのツマミ編) eq調整を行う際に、必ず使用する主要3ツマミに関して、個別で解説していきます。 共にハイパスでカットするのであれば、キックは40Hzから、ベースは70Hzからカットというように、カットし始める周波数に若干の差をつけて重ねてやる。 イコライザーを使用するには「チャンネル設定」を表示します。表示方法は2種類あります。1つ目はベーストラックの「e」から開きます。 2つ目はMixConsoleのベースチャンネルの「E」から開きます。 ※後述する解説上、ベースにしています。 ベースの音作りをする時に、いきなりツマミを触って音を出すというようなことはしません。正しい手順を踏みながら少しずつ音の特徴を掴んでから、調整して音作りをしていきましょう。 ここでは、ベースの音作りの基礎となる手順について解説します。 キックの低域がかき消されて聴きにくくなったと思う。 ベースの場合は200〜300Hzあたりがおいしい帯域です。 しかし、この帯域はキックとベースどちらも含まれているので、この部分を重ならないようにするのが、ミックスにおけるイコライザーの使い方になります。 さて、今回はキックとベースを重ねたときのEQポイントを紹介したいと思う。 キックとベースは必然的にカブる 音ってのは不思議なもので、ピンで聴いたときにはパワフルに聴こえていたキックとベースが … ということで、申し訳ないがこの後の例ではキックを下に配置する場合の例で話を進めさせてもらう。, ここも量感を担う帯域だが、20Hz~100Hzよりも「音」として捉えられる帯域なので共に音色のメインとなっている帯域といえる。 Some really prize blog posts on this web site, saved to fav. どちらもメリットもあればデメリットもあるので、自分がこっちだろと思う方を下に配置してやればいい。 はじめに各パートの音の配置を視覚的に見てみましょう。(図1) 帯域的に見れば低音を担当しているのはベースとバスドラムです。そして定位的には演奏の基盤となるベース、バスドラム、スネア、ボーカルがセンターに配置されています。つまり帯域、定位の両方でベースは他パートと重なりやすいのです。 後から説明するマスキングを最小限にすることが今回のテーマなので、この音の配置はよく覚えておいてください。 例えば、キックのアタックを3kHzあたりで構成するのならば、ベースのアタックは2kHzあたり、もしくは4kHzあたりに構成してやるといった感じ。 https://chanoma.realfreedom.jp/wp-content/uploads/2015/04/bass-highpass.mp3 共に、音色のイメージがガラッと変わってしまう帯域なので、好みやジャンルに合わせて出し引きしてやるといい。 相手が変われば干渉するポイントも変わるし、相手が増えれば干渉するポイントも増える。 もしも効果がイマイチ感じられないという方がいたら、カットする帯域の差を極端に大きくしてみてほしい。 『ロジクールG Astro MixAmp Pro TR』のイコライザ設定(プリセット)、オリジナルのものを作成していますでしょうか。 よくわからないのでいじっていないといった方。「R6S」や「Beastmode 2.1[L]DOL バランスが悪くならない且つ、住み分けが出来る値を探ってみてほしい。 もしもポイントが見つけられないという場合は、まずはQを思いっきり広くして再度やってみてほしい。